
着物の営業をしています。
この道15年。
ずっと、着物の営業・販売にたずさわってきました。
今は店舗の店長をしています。
このブログでは私の今までの経験を活かして、着物の知識や営業・販売の事を綴っています。
着物の営業に関わらず、モノやサービスを提供して売上を上げ続ける為には、お客様にファンになっていただく必要があります。
そもそもファンってなんなのですか?


『FAN』の言葉の意味は、『人や事象に熱中・熱狂している人』のことだよね。
例えばアイドルを熱狂して応援しているとか、ここのラーメン屋のラーメンは毎日でも食べたいとか、そういう状態の人のことかな。
僕はそんなアイドルみたいな要素はないし、誰かに認められるような技術も持ってないんですけど…


見た目とかその品質とか、そういうこともファンになる要素なんだけど、お客様は『物語』に熱中・熱狂してそのファンになっていくということ。
その『物語』は誰だってつくれるんだよ。
だって『物語』は、君の『行動』によって生み出されるんだから。
目次
ファン化に必要な物語とはなにか
例えば、あるアイドルのファンの人がいます。
この人はそのアイドルの、『見た目』とか『歌』とか『作品』とかが好きで、熱狂して応援しているんです。でもそれだけではありませんよね。
営業パーソンもそこは同じで清潔感とか笑顔とかって、まずは最低限必要な要素でもあります。
そんなアイドルに熱狂する人は、アイドルの『行動』を見て共感を覚える、もしくは感情移入してファンになっていきます。
だからファンは、アイドルの作品や楽曲などもさることながら、その作品がうまれるメイキングを重要視したりします。
その楽曲ができ上がるまでの『物語』ですよね。
その『物語』に苦労や困難があればあるほど、ファンはどんどん感情移入していきます。
最初は全然売れなくて仲間と喧嘩したり、それでも夢に向かってあきらめず、あるとき成功のきっかけをつかみ成功していく。
こんな『物語』に人は熱狂していくんです。
これが顧客のファン化に必要な『物語』です。
よくよく考えたら『ヒットしている漫画』『有名な経営者』『人気のスポーツマン』にも、この『物語』の要素があると思いませんか。
『物語』にはそんな感動の要素もあるし、笑える話もあります。逆に憤りや悲しみもあるんです。
そんな感情を揺さぶられる要素をそこに見るから、目が離せなくなるんですよね。
営業パーソンがつくる『物語』
ファン化に『物語』が必要なことはわかりました。
では、僕たちは具体的に何をしていけばいいのですか?

嫌われることを恐れない行動力
人は嫌われることは恐れます。
誰だって人に嫌われたくはないですよね。
ここで、絶対に人に嫌われない究極の方法をお教えします。

これです。
なにもしなかったら嫌われることはありません。
なぜならあなたの存在に気づかないからです。
でも、これではあなたのファンは生まれませんよね。
『ファン』の反対は『アンチ』です。
『なにもしない』の反対は『行動する』です。
行動するということは人から嫌われる要素でもあるのですが、かと言って何もしない人が好きになられることもありません。
『アンチ』を気にしていたらなにもできません。一生懸命頑張って行動する人にファンがつくんです。
この『行動』が『個性』になります。
『物語』の主人公は、個性豊かな人が多いです。
誰に何と言われようが芯がブレないからです。
時に共感を得れない行動をとるかもしれませんが、行動し続けることが個性になり魅力になります。
とにかく行動することなんです。
行動を制限する仕組みを辞めてみましょう
『行動』の重要性をお話ししました。今度は具体的な話をします。
行動力を上げる為には、反省する時間を極力減らすべきです。
本来の仕事では結果に対してその行動を振り返って、反省・改善することがよいとされています。
でも『物語』を進める為には、反省している時間がもったいないんですね。
ヒーローが困難に立ち向かった時に、反省ばかりしてたら魅力が半減しませんか?
反省する前に次なる行動を起こすのが、憧れられる主人公です。
仕事でもそうなんですよね。
顧客は営業パーソンが起こす『行動』に目を向けています。期待しているのは『行動』なんです。
その期待に応えることで顧客は、あなたのファンになっていくのです。
失敗を笑い話にできる人になれ【失敗の物語化】
では、失敗した場合はどうするのか。
失敗や挫折はファン化においての重要な『物語』です。
主人公が順風満帆な『物語』はありません。
『物語』の途中に幾多の困難に出会い、何度か負けたり失敗したりします。
その過程を、ともに心配しそこから立ち直る主人公を応援する。
それがファンの心理ですよね。
仕事でも失敗することがあります。
上手くいくことのほうが、少ないのかもしれません。
営業パーソンなら失敗を乗り越え、ついにはその失敗を、ある種の笑い話に変えれるくらいがいいと思います。
大きな失敗であればあるほど、お客様の関心を得ることができますし『物語』の深みがでます。
なので、≪『失敗』を恐れずに『行動』しつづける≫こと、その失敗を自分の糧にすること、これがファン化に必要なことなんです。
【注】失敗といっても、信頼を裏切ることはダメ
僕がいう失敗は、人としてのモラルが欠如している『行動』ではありません。
嘘をついたり、人を騙したりもそうです。
こういうのは失敗でありません。これは信頼・信用を失う行動です。
信頼・信用を失うと、取り戻すのに時間がかかります。
いや、今の時代はもう取り戻せないのかもしれません。
≪失敗を恐れず行動し続ける≫これを、≪なんでもあり≫だと思われてはいけないので、補足しておきます。
まとめ
モノがあふれている現代では、お客様はモノだけでは買ってくれません。選ぶ対象がたくさんあるからです。
そんな中でも、お客様に支持を受け続ける為には、今までとは違った行動が必要となってくるんですね。
是非、ファン化の為に『行動』を起こしてください。
今すぐにです。
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