女性が女性に憧れる時代【着物姿は憧れの対象になる】

販売スキル
さとし
さとし
私、さとし。
着物の営業・販売をしています。
着物の世界は奥が深いですが、この道15年、お客様とともにその奥の深さを追求しています。
今は、店舗の店長をしています。
このブログでは、私のこれまでの経験をいかした、着物の知識や営業のノウハウを綴っています。

この記事のタイトルは、僕の着物販売における必殺トークです

皆さんが着物屋さんでこのワードを聞いたら、それは僕が影響を受けた人もしくは、僕の影響を受けている人のどちらかかも知れません…(^^)y

ところで皆さん、街角で着物を着ている人を見たことありますか?
正直、あんまり見たことはありませんよね。

でも着物に憧れ、着たいと思っている人はいっぱいいます。
今回はそんな話をしていきたいと思います。

2対6対2の法則

2対6対2の法則という言葉がありまして、全体を10とすると今着物を着ている人は最初の2です。

その最初2はどんな人かというと…

①職業的に常に着物を着ている人
②趣味の世界で自分らしく着物を楽しんでいる人

①は今までもこれからも一定量いるのですが、今は②が増えてきています。

最初の2がそんな人だとすると、最後の2はまったく着物には関心すらない人です。
つまり、着物が嫌いな人です。

逆に着物は着ていないが、いずれは着物を着てみたいという人。つまり着物に憧れをもっている人は全体を10だとすると6いるそうです。

まとめます…

2=今、着物を着ている人
6=着物に関心はあるが、着ていない人
2=着物が嫌いな人

この2対6対2の法則、僕が統計に基づいて算出した科学的データではありません。

着物の業界で信じられている数値なんですね。

しかし、現場にいる感覚的なものですが、それは当てはまっているように思います。

つまり、憧れているけど着ていない人が多いんですね。

この人たちに着物を始めてもらうことが、一番重要な営業指標となります。
これが『顧客の創造』ですね。

 

今、着物を着ている2の割合の人を、同業他社からこっちに引き寄せる。

これは単なる顧客の奪い合いです。業界全体で見たらなんの生産性もありません。

なのでこれは『顧客の創造』とはいいません。

憧れがある、興味がある、そういう潜在的な思いを引き出して形にすることが大切ですよね。

顧客のファン化は物語づくり【着物営業でのお客様との思い出】

憧れの存在って

あなたには、憧れの存在っていますか?

例えば芸能人。憧れた事がありましたよね。

職場の上司や先輩。

人生の中でリスペクトする人が存在すると思います。

そういう人たちの真似をしたり近づこうとしたことが、誰にでもあるはずですよね。

着物でも一緒です。着物はファッションなんで、やはり誰かの着姿に憧れたりするものです。

そして着物に憧れている人って、街角で着物姿を見たりするとものすごく興味・関心を持ちます。

ものすごく綺麗で素晴らしいスタイルの人がいても、洋服姿ではなかなか声をかけることは出来ません。

でも着物姿なら…

『素敵ですね』と声をかけることが、出来たりします。
特に女性はそうですね。

着物には、そんな不思議なチカラがあるように思います。

人の着姿が気になる女性たち

僕は着物の小売店で店長をしています。

その中で、お客様に着物を着てもらうイベントを数多く開催します。
(着物の販売会の企画ではなくて、純粋に着物楽しむイベントです)

毎回、たくさんの人にご参加いただきます。

参加者は『着物を着る』という目的を持って参加します。

参加するとその目的を果たすと同時に、『他者の着物を見る』という刺激を受けます。

この時の、他者の着物への興味・関心の示し方が半端じゃないんですね。

なので我々がそういう会を開催する目的も、『着てもらう』という要素もありますが、『見てもらう』という要素を重要視しています。

この体験型の営業手法は、どんな業界でも最も効果的なやり方なんですね。

女性が女性に憧れる時代

この必殺トークには『憧れられる女性になってほしい』、そういう思いが込められています。

憧れられるって嬉しいですよね。
着物姿って本当にそれを感じることが出来ます。

そうして自分に自信をつけてもらったり、喜びを感じてもらえるといいですよね。

さらに言うと、そうして着物を着てもらうことは、着物の最も効果的な宣伝となるんです。

そうして着物人口を増やしたい。そんな思いに共感をしてもらいたいとのトークでもあります。

着物で『憧れられる存在』になってみませんか?

そして着物人口を増やしてみませんか?

きっと『楽しい』を感じることができますよ。

では、よき『きもの』ライフを、(^^)y