●着物の種類ごとの違いがわからない
●今持っている着物の種類がわからない
●着物の種類の違いを簡単に知りたい
●今持っている着物の種類がわからない
●着物の種類の違いを簡単に知りたい
『着物の種類の違いが分かりにくい』という言葉をよく聞きます。
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…
私、さとし。
・着物の営業・販売を18年しています
・着物の店舗運営（店長歴）11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
・着物の営業・販売を18年しています
・着物の店舗運営（店長歴）11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
この記事では、以下の6つの着物の違いを解説します。
・黒留袖と訪問着の違い
・黒留袖と色留袖の違い
・訪問着と付下の違い
・訪問着と小紋の違い
・小紋と紬の違い
・袷と単衣の違い
・黒留袖と色留袖の違い
・訪問着と付下の違い
・訪問着と小紋の違い
・小紋と紬の違い
・袷と単衣の違い
難解な着物の種類ごとの違いを、細かい部分は出来る限り削ぎ落として説明しています。
目次
着物の種類ごとの違いを簡単に解説【写真7枚ですぐわかる】
それでは早速、それぞれの違いを明確にしていきましょう。
【着物の種類】黒留袖と訪問着の違い
この2つの違いは…
✔︎黒留袖は地色が黒・訪問着は黒もあるが様々な地色
✔︎黒留袖は上半身に柄はなく、5つの家紋がある
✔︎訪問着は上半身にも柄がある
✔︎黒留袖は上半身に柄はなく、5つの家紋がある
✔︎訪問着は上半身にも柄がある
【着物の種類】黒留袖と色留袖の違い
黒留袖
→最礼装の着物、着物の中でも一番格が高く、主な着用用途は親族の結婚式など
→最礼装の着物、着物の中でも一番格が高く、主な着用用途は親族の結婚式など
色留袖
→黒留袖に次ぐ礼装の着物、主な用途は婚礼や主賓格の式典など
この2つの違いは…
✔︎黒留袖は地色が黒・色留袖は地色が黒以外
→それ以外の違いはない
✔︎黒留袖も色留袖も『留袖』という大きなくくりの一部
→それ以外の違いはない
✔︎黒留袖も色留袖も『留袖』という大きなくくりの一部
【着物の種類】訪問着と付下の違い
訪問着
→準・略礼装の着物、フォーマル用の着物として幅広く着用用途がある
→準・略礼装の着物、フォーマル用の着物として幅広く着用用途がある
付下
→準・略礼装の着物、訪問着よりは一格下がるのでカジュアル場面でも着れるとされる
この2つの着物の種類を明確にすることは非常に難しいんですよね。
ひとつの見方としては、下記のように…
『柄の分量』ということになります。
ただ本来の付下は、写真のように絵羽柄（反物を渡って柄がある）ではありませんでした。
最近は絵羽柄の付下もあるし、付下訪問着という呼ばれ方もすることがあるし…
そうなんですよね。
これ以上は長くなるので割愛しますが、下記の記事に詳しく『訪問着と付下の違い』をまとめていますので、これ以上の解説はそちらをご覧下さい。
これ以上は長くなるので割愛しますが、下記の記事に詳しく『訪問着と付下の違い』をまとめていますので、これ以上の解説はそちらをご覧下さい。
【着物の種類】訪問着と小紋の違い
訪問着
→準・略礼装の着物、フォーマル用の着物として幅広く着用用途がある
→準・略礼装の着物、フォーマル用の着物として幅広く着用用途がある
小紋
→カジュアル用途の着物、帯次第では軽いお呼ばれも大丈夫とされる
この2つの違いは…
✔︎訪問着は柄が縫い目を渡って繋がる絵羽柄
✔︎小紋は上下の関係ない全体的な連続柄
✔︎小紋は上下の関係ない全体的な連続柄
【着物の種類】小紋と紬の違い
小紋
→カジュアル用途の着物、帯次第では軽いお呼ばれも大丈夫とされる
→カジュアル用途の着物、帯次第では軽いお呼ばれも大丈夫とされる
紬
→カジュアル用途の着物、先に糸を染めて織られる先染めの着物
この2つの違いを明確にするのは、まずは下記の表をご覧ください。
つまり、小紋は後染めの着物で紬は先染めの着物、そもそも成り立ちというか素材が違うのね。
後染め→白生地に柄などを描く
先染め→糸を先に染めて織っていくことで柄にする
そうですね。
なので、紬素材の『小紋の柄付け』が一般的に紬と呼ばれています。
数は少ないですが、紬素材の訪問着もあるし、紬素材の振袖もあります。
なので、紬素材の『小紋の柄付け』が一般的に紬と呼ばれています。
数は少ないですが、紬素材の訪問着もあるし、紬素材の振袖もあります。
だから小紋と紬の違いを理解するには、その『素材の違い』がわからないといけないのね。
ただ、紬素材は非常に多岐に渡り、その風合いもものによって違うんですよね。
【着物の種類】袷と単衣の違い
この裏地のあるなしを、着姿から見極めようと思えば、ポイントは2つあります。
【袷と単衣の違い】袖口から裏地が見える
コチラが袷の袖口、八掛という裏地が見えます。
コチラは単衣の袖口、八掛がついてないので、裏地は見えないですよね。
言われたらわかるけど、微妙な差ですよね。
【袷と単衣の違い】裾から裏地が見える
コチラが前から見た裾です。
裏地のあるなしがわかります。
裏地のあるなしがわかります。
ほんの少しだけ、裏地が見えるわね。
コチラが後ろから見たそれぞれの裾です。
裏地のあるなしがわかります。。
裏地のあるなしがわかります。。
後ろから見た方がわかりやすいわね。
でも、やっぱり微妙な差なのよね。
でも、やっぱり微妙な差なのよね。
まとめ
☆それぞれの違い☆
✔︎黒留袖は上半身に柄がなく、訪問着は上半身にも柄がある
✔︎黒留袖は黒、色留袖は黒以外
✔︎訪問着は柄の分量が多く、付下は柄の分量が少ない
✔︎訪問着は絵羽柄、小紋は全体的な総柄
✔︎小紋は後染めの着物、紬は先染めの着物
✔︎袷は裏地をつけた仕立て、単衣は裏地をつけない仕立て、袖口と裾を見れば分かる
✔︎黒留袖は上半身に柄がなく、訪問着は上半身にも柄がある
✔︎黒留袖は黒、色留袖は黒以外
✔︎訪問着は柄の分量が多く、付下は柄の分量が少ない
✔︎訪問着は絵羽柄、小紋は全体的な総柄
✔︎小紋は後染めの着物、紬は先染めの着物
✔︎袷は裏地をつけた仕立て、単衣は裏地をつけない仕立て、袖口と裾を見れば分かる
それでは、よき『きもの』ライフを！
なので違いを明確に見分けるのは、少し難しいです。
この記事では、それをできる限り簡単に解説していきます。