『ノルマがきつい』し、なかなか思うように『売り上げが上がらない』。
さらに『残業も多い』し、『評価はどうしたって数値』でしかないんですよね。
そもそも『接客自体』も苦手だったんです。


私は『着物の業界』で、長らく営業の仕事をしてきましたが、同じような傾向なんですよね。
この記事ではそんな営業の仕事について、考えていきたいと思います。
その前に少し、私の自己紹介を…

・着物の営業・販売16年
・着物の店舗運営11年(店長歴)
・現在は着物の制作にたずさわっています
・15年勤めた会社を退職し、独立・起業した経験があります。
・営業という仕事の酸いも甘いも知っているんです!
営業の仕事は誰でもできる(資格等が基本的に必要ない)が、仕事をしてみるとその大変さを感じて辞める人が多い仕事なんですよね。
そんな営業の仕事について、この記事では以下の2点でお話ししていきます。
・営業で得ることのできるスキル
目次
仕事を辞めたいと思う営業職【辞めたい要因5選】


まとめると…
②売上が上がらない
③接客が苦手
④残業が多い
⑤評価が数値
この5つですね。
これらをそれぞれ考えていきましょう。
【営業の辞めたい要因①】ノルマがきつい
よく言われる『営業はノルマがきつい』です。
ノルマというのは本来は『歩合』のことで、成果に対して給料が決まるというものです。
『ノルマがきつくて仕事を辞めたい』というのは、給料がもらえなくてきついというものではなくて、『成果に対する要求がきつい』というのが多いんですよね。
営業は目標(ノルマ?)がつきもので、このプレッシャーは大きなものであることは間違いありません。
目標の捉え方
営業は『数値』からは逃れることはできません。

ただ、目標未達成でも『クビになる』なんてことはないはずです。
そんな営業を長くやる為には、この『目標(ノルマ)』と上手に付き合うことが重要になります。
・改善をネガティブなものと捉えない
・最終的には割り切る
こんな心のあり方で仕事と向き合うんですよね。
そして、こういう営業パーソンは『頼りになる人』と認識されるんですよね。
【営業の辞めたい要因②】売上が上がらない

成果が出てるうちはいいのですが、営業は好不調の波が大きいんですよね。
さらに周りと比べられることで、『自分に自信がなくなっていく』という悪循環に入り込んだりもします。
こうなると『辞めたい』という気持ちが芽生えるんですよね。
やはり『自分との戦い』

当然、辞めたいと思ったことも何回もあります。
これには終わりがなくて、結局『売上』から逃げることはできないんです。
なのでこれも『ノルマがきつい』話と一緒で、自分の心のあり方が重要になるんですよね。
しんどく感じるかもしれません。
ただ後述しますが、これを経験することでスキルがつくのも事実です。
本当にしんどくなったら『自分を逃がそう』
売上のことを悩みすぎて心が壊れそうになる人がいます。
そのことが原因で、上司や同僚との人間関係の悪化につながることもあります。
そしてどんどん、悩みの悪循環に入り込んでいく人をこれまでたくさん見てきました。
そういう場合は、無理しないことをオススメします。
冒頭にも言いましたが、営業の仕事はたくさんありますし、営業以外の仕事もこの世にはたくさんあるんです。

悩みで自分が壊れそうな状況は『成果』を遠ざけるものなんですよね。
どうしても、『ある仕事には』向いていないということがあります。
それは別に落ち込むことではなくて、発見できて喜ぶべきなんです。
【営業の辞めたい要因③】接客が苦手
『人見知り』とか、『人と接するのが苦手』という営業パーソンがいます。

そういう人は、営業を割り切ってできる傾向にあるからです。
どんな仕事でも言えますが、『感情を入れて頑張る』ことも大切ですが、あまりにもそれが過ぎると疲れてしまうことが多々あります。
苦手を感じているくらいが、『要領良く』こなそうとしていいのかもしれません。
この『要領の良さ』は営業する上で重要な素質でもあったりします。
接客は舞台
接客が苦手な人は、仕事は仕事、接客は接客と割り切って、別人格を演じることをオススメします。
営業の仕事では成果が出なかったり、ミスをしてしまった時に自身の行動を反省させられることが多いものです。
その時にありのままの自分で働いていると、『すべて自分が悪い』という感覚に陥ったりするんですよね。
そんな時に自分を逃す為にも、『別人格』という発想は使えるのかもしれません。
接客だって一緒です。
『営業パーソンというキャラ』でお客様に接することの方が、サービスが充実するという側面もあります。
お客様もそれを求めているものなんですよね。
【営業の辞めたい要因④】残業が多い
営業の仕事には終わりがありません。
例えその日の目標が達成しても、明日からは1からのスタートになるので、準備をする必要があるんですよね。
なので『仕事を見つけようと思えばいくらでも見つけれる営業』は、残業が多くなるんですよね。
残業はしない方が自分のため

『残業などするべきではない!』です。
過剰な残業は、あなたの価値を下げます。
営業の資質は『要領の良さ』でもあります。
残業が多い人は『要領の悪さ』を、時間でカバーしているんですよね。
これが『営業パーソンとしての価値』を下げる結果になります。

要領の悪さが組織にある場合
ただ、この『要領の悪さ』が自分ではなく、『職場環境』にある場合があります。
到底達成することのできない目標を掲げたり、終わるはずのない仕事を用意している場合ですよね。
はっきり言ってその組織に未来はありません。
つまり『売上』が上がりませんし、『売上』の悩みが尽きません。
『かつての誰かはそれをやっていた‼︎』と声高に主張するかもしれませんが、そういうマネジメントをする組織は危ないんですよね。
『頑張らないといけない時』というのはありますが、それが日常になっている組織は、なかなか改善されないのが現実です。
そういう『職場環境』で働いているならば、身の振り方を考えるのも手だと思います。
【営業の辞めたい要因⑤】評価が数値
営業は『数値』がすべてです。
これは変えがたい現実です。
給与に関わる評価は当然のことながら、数値を取れている人が主導権を握るのが営業です。
『仕事における成果』と『その人の人格』は切り離すべきですが、そうは感じられないことが営業の世界では起こるんですよね。
そんな数値でしか評価してくれない営業ですが、仕事においてはそれは健全であるとも言えます。
『好き嫌い』や『派閥』なんかが評価になる方が問題ですからね。
数値は割り切る
数値は割り切るしかありません。
数値に悩み、数値を追いかけるのが営業の仕事の本質部分なんですよね。
これを楽しみに変えるぐらいがちょうどいいんだと思います。

営業で得ることのできるスキル

営業という仕事は『資格』がありません。
例えば技術職には重機を動かせる資格だったり、専門的な知識などがありますよね。
そういった意味で営業は、形の上で『手に職をつける』ことはできないんです。
しかし営業を長くすると、確実に『仕事のスキル』が上がっていくことになります。
具体的に得られるスキルをまとめます。
・人間関係の構築力
・責任感と行動力
・マネジメント能力
などなどです。
こういったスキルは、目に見えてわかる『資格』というものではありませんが、仕事をしていく上で重宝されるものとなるんですよね。
まとめ
冒頭に営業の仕事は『離職率』が高いという話をしました。
辞めたいと思う事の多い『営業職』ですが、続ける意味というものを理解した上で、自分の身の振り方を考えるのもいいのではないかと思っています。
この記事が、それの助けになれば嬉しく思います。
今回はまったく、着物のことはお話ししませんでした。
普段の僕のブログでは、着物のあれこれもお話ししていますので、よかったらソチラも覗いてみてくださいね。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
最近のコメント