発表・仕事を辞めたい理由【本当はこう思ってるんじゃない?】

仕事を辞めたい
●仕事を辞めたい理由ってどういう事が多いのかな?
●特にこれといった理由がないけど、仕事を辞めたいと感じてるんですよね…
●実際の仕事を辞めた体験談と、その理由が知りたいな?
さとし
さとし
『理由が無いと仕事を辞める事ができない』わけではないですが、自分に踏ん切りをつけるにも周りを納得させるにも『仕事を辞めたい理由』は必要なんですよね。
『仕事を辞めたい理由』って、わきおこるものじゃないんですか?
和夫くん
和夫くん
さとし
さとし
でも、潜在的にある『理由』もありますよね。
この記事を読んで、それを見つけて考えて欲しいんです。

内容に入る前に少しだけ、私の自己紹介を…

さとし
さとし
私、さとし。
・営業・販売の仕事を17年
・店舗管理(店長職)を通じて多数の社員を育成・教育
・自身も会社を退職して独立・起業した経験あり

この記事では、以下の3点についてまとめています。

①客観的に見てみたい『辞めたい理由ランキング』
②理由がないけど辞めたい…『潜在的にこう思っていませんか?』
③実際に10人に聞いた『仕事を辞めた理由』
さとし
さとし
思うということは『必ず理由(根拠)』があるはずで、案外自分でそれを探すのは難しいものです。
特に仕事は『お金や社会的な立場』にも深く関わります。
なので、簡単に理由を出せないことも往々にしてあるんですよね。

この記事は『本当の自分の思い』を見つけることのできる道標となります。

読んでみて確認してみて下さい。

仕事を辞めたい理由【ランキング】

仕事を辞めたい理由【ランキング】

以下のランキングは,2020年に1000人の仕事をしている男女を対象とした『仕事を辞めたいと思う瞬間ランキング』になります。

1位 職場の人間関係が悪い
2位 理不尽な扱いや叱責を受けた
3位 仕事量や残業が多い/休みが取れない
4位 給料が安い/ボーナスや昇給がない
5位 上司と合わない
6位 ミスをした/仕事がうまくいかない
7位 評価されない
8位 やりがいがない
9位 客からのクレーム対応
10位 ノルマがある
データ参考元 株式会社ビズヒッツ 『会社を辞めたいと思う瞬間に関する意識調査
和夫くん
和夫くん
やっぱり人間関係の悩みが1位なんですね。
それはわかるような気がするなぁ…
2位の『理不尽な扱いや叱責』というのと、5位の『上司と合わない』というのは、上司を対象とした人間関係の悩みよね。
和美さん
和美さん
和夫くん
和夫くん
後は、労働環境の問題も辞めたい理由の上位だね。
そして、やりがいといった『仕事自体』の悩みがあるのかな…?
さとし
さとし
このランキングをみて、どういう風に感じたでしょうか?
大体は『仕事を辞めたいと思う時のあるある』ですよね。
問題はそれを思う根本です。
次の項で、掘り下げて考えていきます。

仕事を辞めたい理由がわからない【本当はこう思ってる?】

仕事を辞めたい理由がわからない【本当は呼応思ってる?】
仕事をなんとなく辞めたいと思うことはよくあるんだけど、明確な辞めたい理由ってないんですよね。
和夫くん
和夫くん
確かにそういうことってあるわね…
でも、なんだか会社に行くのは気が重くなったりするのよね…
和美さん
和美さん
さとし
さとし
会社を辞めたい明確な理由がなくても、その予兆はあるものです。
ここでは潜在的にある『辞めたい理由』を掘り下げて探していきます。

人間関係の悩みは『客観的』に見ることで理由になる

さとし
さとし
人間関係の悩みは非常にデリケートで、自分ではどうすることもできない側面があります。
さらに人間関係の悩みは蓄積されるものです。

例えば、『理不尽な扱いや叱責』の場合、それを指摘すると『そう言う風に思われていると思っていなかった』となる事がよくありますよね。

実際に悪気がない場合もありますし、自分も同じような事があって同じようにしている人もいます。

職場によってはそれが常態化していて、周りの人は気にしてないこともあります。

さとし
さとし
ただ『何か嫌だな』と感じるあなたの思いも真実です。
それは少しづつ積み重なり、気づいたら大ごとになるものです。
慣れてしまうこともあるかもしれませんが、その小さな芽(違和感)を見過ごさないことも重要です。

人間関係による違和感は、感じたことを記憶(記録)しておいて下さい。

積み重なってきた時にそれを見返すことで、客観的な判断ができるからです。

あなたの会社はあなたを守ってくれますか

さとし
さとし
会社の最重要課題は『存続すること』です。
もう一度言います『会社が存続すること』です。
そのために会社は、全力を上げてその事業を展開してるんですよね。

『従業員の個々より、会社の存続を考える』というのは会社の本質の部分なんです。

ただ会社は『人材がなければ事業を展開することができない』のも事実です。

さとし
さとし
なので、そのバランスを加味してあなたが会社に守られているのかを自問自答することは非常に大事です。
判断基準は『自分』で構いません。
それで自分は守られていないと感じるのであれば、『仕事を辞めたい』と言う理由としていいんですよね。

『好きじゃない』『向いてない』を重視してみて

『今の仕事が向いていない』とか『好きじゃない』とかいうことは、仕事を辞める理由にならないと考える人は圧倒的多数です。

さとし
さとし
でも、考えてみて下さい。
仕事をしている時間ってすごく長いんですよね。

仕事は『長い時間をかけてやるもの』と考えた場合、向いているとか好きであるということは結構重要になってきます。

確かに、好きでもないことを『長くする』のは嫌だものね。
和美さん
和美さん
さとし
さとし
そういった自分を中心とした好みの話も、仕事を辞めたいという理由になっていいんですよね。

仕事を辞めたい理由【10人に実際に聞いてみた】

仕事を辞めたい理由【実際に10人に聞いてみた】
さとし
さとし
最後は、『実際に仕事を辞めた人』のその理由についての聞き取りをまとめました。
こういう生の声は参考になりますね。
和夫くん
和夫くん

仕事を辞めた理由①【女性・30歳】

辞めた時の年齢28歳【職歴7年目】
職位:店舗責任者

彼女の仕事を『辞めたい』理由は業績の不振です。

期待をされて『店舗責任者』になりましたが、そこからは思うような業績を出すことができませんでした。

しかも、同期たちは着実に実績を上げています。

そんな折に、違う会社からのお誘いがあったんですよね。

それが彼女の『きっかけ』になったそうです。

Mさん【男性・41歳】

辞めた時の年齢40歳【職歴18年目】
職位:店舗運営者(エリアマネージャー)

彼の『仕事を辞めたい』理由は、自身が会社にいる必要性を感じなくなったということです。

苦労した時代を知っているからこそ、整備された会社では『やりがい』を感じなくなってしまったそうです。

だからこそ、『新しい環境』に身を投じてみたくなったんです。

Kさん【男性・30歳】

辞めた時の年齢23歳【職歴1年目】
当時の職位:社員

Kさんは新入社員の3ヶ月で仕事を辞めました。

『辞めたい理由』としては、やってみたかった仕事があったとのことでした。

ただ、仲のいい先輩には『仕事で周りにいじられる』ことが嫌であったと話していたみたいですね。

こういうことは本当によくあります。

周りの思いと、本人の思いが一致しない人間関係の問題ですよね。

全ての『仕事を辞めたい』という思いには、大なり小なりこの問題が入っているものです。

Aさん【男性・28歳】

辞めた時の年齢28歳【職歴6年目】
当時の職位:店舗責任者

Aさんは『仕事に飽きた』というのが、『辞めたい』理由でした。

会社で働くことは、ともすれば単調な毎日となるのかもしれません。

『毎日決まった時間に、決まった人と、決まった仕事をする』これはもしかしたら退屈と感じるかもしれませんよね。

それを『安定』と捉えることもできますが、人によっては『マンネリ』ともなるんです。

Iさん【女性・26歳】

辞めた時の年齢25歳【職歴3年目】
当時の職位:社員

彼女の『仕事を辞めたい』理由は、仕事年数が増えることで出る『プレッシャー』が原因となったということです。

さらに『給与面』での不満があったことも『辞めたい』思いに拍車をかけました。

仕事をする条件というのは大切で、その条件が満たされなくなると『辞めたい』と思うようになるんですよね。

Tさん【男性・27歳】

辞めた時の年齢26歳【職歴4年目】
当時の職位:店舗責任者

Tさんは、店舗責任者となっての職務の重さが『辞めたい』原因になっています。

具体的にいうと『労働時間』です。

やはり、限度を超えた労働環境は『辞めたい』原因となりますよね。

あとは人間関係の問題があったそうです。

上司、部下、取引先との関係性に悩んでいました。

この人間関係はTさんがつくったものというより、そこの組織にある『文化』というものでもあったということです。

こうなるとなかなか難しい問題ですよね。

Gさん【女性・27歳】

辞めた時の年齢23歳【職歴1年目】
当時の職位:社員

『辞めたい』理由は仕事内容とのミスマッチです。

営業の仕事内容が、想像していたものとは違っていたことが、理由になったそうです。

これは本人の確認不足というのありますが、視点を変えると『採用と現場の感覚の違い』が浮き彫りとなっている話でもありますよね。

就職活動で得られる情報には限界があるのかもしれません。

Mさん【男性・29歳】

辞めた時の年齢28歳【職歴5年目】
職位:店舗運営者

Mさんの『辞めたい理由』を作ったのは『結婚』というのがきっかけだそうです。

務めていた会社の『勤務体系(不定休・土日休みなし)』では、家族との時間が取れないというのが一番の理由でした。

もう一つは、『他の業種を見てみたい(転職)』という動機もあったそうです。

退職というのは『自分の生活を豊かにする』『キャリアを積む』ということでもあるんですよね。

Kさん【女性・26歳】

辞めた時の年齢23歳【職歴2年目】
当時の職位:社員

Kさんの『辞めたい』理由は、人間関係にあったそうです。

そこでのベテラン社員(いわゆるお局)との、折り合いが悪かったのが原因となっています。

あとは営業職への『やってみてわかる仕事の大変さ』が辞めたい原因にもなっているとのことでした。

特に『売り方』に受け入れられない要素があったということです。

『営業・販売』の現場というのは抜き差しならないという場面もあります。

『やりがい』にもなるところですが、『辞めたい理由』ともなるんですね。

Nさん【女性・26歳】

辞めた時の年齢23歳【職歴3年目】
当時の職位:営業主任

彼女の『仕事の辞めたい』理由は残念ながら、病んでしまうという結末によるものでした。

そもそも物事の管理に自信がなく、それに対しての先輩の叱責が続いていたとのことです。

それによって『適応障害』と診断されてしまい、退職を決意します。

仕事では色んなことが起こりますが、やはり『病んで』しまうと後にも尾を引きます。

どこかで『折り合い』をつけるべきですが、それが難しいのも『仕事をする』という環境かもしれません。

仕事を辞めたい理由【まとめ】

ということで10人の『聞き取り結果』をお話ししました。

まとめると、『仕事を辞めたい』その理由は…

・やりがい
・業績不振(期待に応えられない不安)
・人間関係(いじり 叱責 文化)
・仕事の内容(理想と現実とのギャップ マンネリ)
・労働時間(過剰な残業)
・プライベートな時間の改善

こういったところが出てきました。

さとし
さとし
これらの聞き取りも参考にして頂きたく思っています。

最後に

仕事を辞めたいと思うのはさまざまな理由があります。

そして次の行動を取るために『自分がどう思っていたのか』を知ることは重要です。

さとし
さとし
それがあるのとないのとでは、次の行動意欲にも関わってくるんですよね。

この記事では、さまざまな事例を紹介してきました。

自分に当てはまる項目が見つかってスッキリしているのなら嬉しく思います。

その気持ちのままに、これからどうしていくのかを考えてみて下さい。