どんな業界でもそうですが、着物の世界にも凄腕の販売員がいます。
この記事では、私が出会ってきた凄腕の販売員(その中でもトップセーラーと呼ばれる人)とは、どういう人なのかを紹介することで、着物の販売員について知っていただきたいと思っています。
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…
・着物の営業・販売17年
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は独立して、着物の制作にたずさわっています
まずは『着物を販売するという事』これをイメージしてみて下さい。
でも着物の販売で利益を得ようとした場合、こんなニーズだけに応えていてはダメなんですよね。
なので、多くの着物を販売する店舗や業者では、様々なサービスや商品などで他との差別化を図り、顧客を獲得し販売を行います。
今回紹介する着物の販売員は、こういう基本を凌駕しすさまじい販売力で突き進む、そんな人たちです。
この記事では以下の3人をご紹介します。
●迫力を武器に包容力で勝負する販売員
●高単価にかける販売員
共通してることは、3人とも『クセが強い!』ということです。
それぞれ色は違うのですが、『普通の人とは違う感性とオーラ』を持っています。
この記事を読むことで、着物の販売員とはどういう人でどんな人が成果を上げて要るのかをわかっていただけると思います。
読み進めてみて下さい。
目次
凄腕・着物の販売員【お客様を酔わす天性の販売員】
まずはこの人です。
紹介するその販売員は男性ですが、『人を酔わす販売員』でした。
言うならば『人たらし』というやつですね。
着物販売のお客様は、大体が女性です。
やはり、女性は感覚的にモノを見ます。
その販売員は、見た目にも最大限の努力をしています。
身体はラガーマンみたいにがっちりしていますが、常にピシッとしたスーツで、眉毛なんかは描いてます。
とにかく、自分が人にどう映るのかを考え、自分を演出していました。
やっぱり、女性のお客様はうっとりするんですね。
「それホストじゃん」と言われたら、たしかにそうです。
でもお客様の魅了するという、天性の才能を持っている人です。
一流のホストは、ただのイケメンというだけではなく、『目配り・気配り・心配り』を最も大切にします。
彼はそういう要素も兼ね備えた、誰でも(同じ販売員でも)一度は憧れてしまう販売員でした。
販売員は見た目も大事
接客業では、『身なりを整える』『清潔感を出す』という、応対する販売員の質(見た目)の向上は重要です。
会社のマニュアルにも明記されていますよね。
企業の看板を背負う人でもあるので、見た目も重要です。
それは職種によっては、細かく設定されています。
ルールは組織に属している以上、守らなければならないです。
でも本当に優秀な人は、決められていること以上に、『自分を綺麗に魅力的に』見せようとしています。
『最初の数秒で人の印象は決まる』といわれるように、やっぱり見た目って大事です。
群を抜く販売員は、その部分に熱量をかけます。
それがどんどん洗練されていくと、多くの支持をうける販売員になるんですね。
この『見た目を整える=おしゃれな自分を打ち出す』ことって、実は簡単です。
今の時代ならすぐに、調べることもできます。
美容院にいって「私に似合う、最高の髪型にして」と言えば、プロの美容師ならやってくれます。
恥ずかしがらずに、一歩踏み出すって大事ですよね。
『人からどう思われるか』、それを研究する人と、しない人では大きく差が開くものなんです。
ぜひ研究して『洗練された自分』を目指すことをおススメします。
凄腕・着物の販売員【迫力を武器に突き進む販売員】
高圧的な販売員ってどう思いますか?
なんか嫌な感じですよね。
『高圧的』という言葉に問題があるんですが、芸能人でも『上から目線で歯に絹着せぬ発言の人』が、支持を受けていたりしますよね。
次に紹介する販売員は、まさにそういう女性の販売員でした。
『ズバリ言うわよ!』という、見た目と迫力を持っている人でした。
とにかく強いのなんのです。
お客様もその迫力に圧倒されて従うんですよね。
特に振袖の販売にめっぽう強くて、絶対に販売の締結に持ち込みます。
本人もお母さんもお父さんもおばあちゃんも、『その販売員の意見に従わない』という選択肢が考えれないくらいの圧倒的なパワーで、納得させることができるんです。
そんな人に販売されたら、『もうそのお店には行かない』と思うかもしれませんが、その販売員はそうはなりません。
お客様はその販売員に『ズバリ言われたい』という心理を持ってるんですね。
今も昔も毒舌のキャラクターは受けがいいですよね。
テレビに出ているファッション評論家も、そういう人が多いですよね。
自分の意見を言ってくれる販売員は、お客様から支持を受けやすい傾向にあります。
その販売員はズバリ言うだけあって、独特の包容力がある人なんです。
お客様はその魅力に、魅了されるんですね。
販売員はお節介くらいがちょうどいい
こういう販売員は言いたいことを裏表なく言いますが、『面倒見の良さ』も兼ね備えています。
お客様から見れば、それは『安心感』になるんですよね。
そして「あの人が言ってるのであれば、間違いない」となるんです。
こういう人はこれまでの人生に、苦労をしてきている傾向にあります。
今回紹介してる販売員も、元々はスナックを経営していて、苦労したあげくお店をたたんだ経験のある人です。
絶望したこともあり、怖い経験をしたこともある人です。
人生に失敗と挫折はつきものです。
その経験を自分の能力にできる人は、強い人だと思います。
それが信念を曲げない販売につながり、お客様からの支持を受けるんです。
凄腕・着物の販売員【高単価販売の達人】
着物の販売は、高額になることがよくあります。
『100万円』くらいの販売も当たり前なんですね。
僕の最高は800万です(自慢)。
想像できないかもしれませんが、これが着物業界です。
この営業部長は、こういう高額の販売が得意です。
いともあっさり、高額の伝票をたたき出します。
本人に聞くと『高額の販売しかしない』、そういう信念を持っているそうです。
なんか『必殺仕事人』みたいな人ですよね。
一番かっこいいところを、表情変えずにもっていってしまう人です。
価値を上げること=単価が上がる
この営業部長は『きものの価値』を、誰よりも表現できる人なんです。
その為に、ものすごい量の勉強をしています。
勉強というのは、ただそのものを調べるだけの事ではありません。
着物の産地に行って勉強したり、着物の商社や問屋との『情報交換』も密にしています。
こういう人は『職人型のプロフェッショナル』、この表現がいいかもしれません。
販売は簡単ではなく、知識をただ持っているだけではダメなんですよね。
お客様は、簡単には『話』を聞いてくれませんし、商売が絡むとその傾向は強まります。
だから、話を聞いてもらえるような関係性を構築する。
これが営業力です。
その営業力を身に着けた上で、他を圧倒する知識を身に着ける。
そうすると『商品に価値をつけること』ができるようになるんですね。
そして、『高単価の伝票』を、生み出すことができるんです。
まとめ
ということで私、さとしが出会った『凄腕の販売員』をご紹介しました。
『凄腕の販売員』はその才能だけがピックアップされがちですが、それだけではありません。
『自分という武器』を研究し、それを磨き上げる努力が隠されているんです。
その手順を理解して自分を鍛え上げれば、誰だって『凄腕の販売員』になることができます。
ぜひ、『凄腕販売員』を目指してみませんか?
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
どういう人が、着物の販売を締結に結び付ける人なんですか?
どんなやり方で、どんな心構えで着物を販売しているのか知りたいんですよね。