


なので基本的にはそのシーンに合わせて自由に着物も選べばいいのですが、自由と言われると対処に困るものです。
この記事では、ある程度の基準をお話ししていこうと思います。
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…

・着物の営業・販売を17年しています
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
この記事では、下記の内容で話を進めます。
・両家顔合わせで着る着物の種類【母親編】
この記事を読むことで、両家顔合わせにおける母娘の着物の指針を知ることができます。
読み進めてみてください。
目次
両家顔合わせで着る着物の種類【娘編】

まずは娘が着る着物の種類から考えていきましょう。
定番・豪華な『振袖』を着る
振袖は『未婚の女性の第一礼装』になります。

このため、こういった顔合わせの席や結納の席に振袖はよく選ばれたりします。


とはいえ、華やかで思い出深い婚礼のイベントです。
振袖という女性が最も華やかに見える着物で、その場を彩ってみていいんですよね。

無難・華やかめの『訪問着』で場面を彩る
訪問着は略礼装着になります。
場面を考えるなら、最も適した着物と言えるでしょう。


やはりこういった席では、華やかなものを選んでコーディネートするのがいいでしょう。
気軽・カジュアルな『小紋』で可愛らしく
小紋はカジュアル着ですが、家族だけが集まるそんな席ではそういったカジュアルダウンした気軽な装いもいいものです。
小紋は全体柄になり、可愛らしい印象のものも多かったりするので、場面に合いやすい着物であるとも言えます。
できれば袋帯を締めて、ややフォーマル感を出すのが最適でしょう。
両家顔合わせで着る着物の種類【母親編】

次に母親が着る着物の種類を考えていきましょう。


定番・控えめの『訪問着』もしくは『付下』
略礼装着である訪問着は、こういった場面でも着やすい着物となるでしょう。

やはり落ち着いたものを選ぶのがいいでしょう。

上品・『色無地』で場面を演出する
柄のない色無地は、相手を立たせるという意味でもうってつけの着物と言えるでしょう。
控えめで上品な印象がある色無地は、一枚持っていると重宝すると思います。

あくまでも一歩控えた印象を心がけましょう。
まとめ
ということで、両家顔合わせで着る着物の種類をまとめてきました。
冒頭でも言いましたが、基本的には自由な席なので着物も自由に選べばいいのですが、やはり失敗したくないと思う席でもあります。
そう感じる時の指針としてこの記事をお使いください。
そして、両家の思い出に残るシーンを着物で彩ってみてください。
それはかけがえのない体験となることでしょう。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y