●着物の虫干しってハンガーでもできるの?
●着物の虫干しっていつ、どれくらいやればいいの?
●マンション住まいで、虫干しの場所が取れない
着物を長く愛用するためには、虫干しは重要です。
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…
・着物の営業・販売を19年しています
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
この記事では以下のことを取り上げて、虫干しの悩みを解決に導きます。
・虫干しに最適な時期と時間は『乾燥』してること
・色んな虫干しのやり方
→着物ハンガーを使って
→代用品を使って
→干さない虫干しを紹介
この記事を読むことで、『着物の取り扱い方』と『着物の虫干しのやり方』がわかります。
読み進めてみて下さい。
目次
着物の虫干しの悩みを簡単に解決します
なぜ、虫干しをするの?
湿度・湿気は着物の縮みを起こし、カビの原因になります。
虫干しの時期【とにかく湿度に注意】
虫干しは、『晴れた乾燥した日』に行うのがいいとされています。
虫干し=9月下旬〜10月上旬
寒干し=1月下旬〜2月上旬
5月ごろの『衣替えの時期の天気の良い日』を選んでもいいでしょう。
今はそういった物があるから、天気もこだわらなくてもいいかもしれんのぉ。
虫干しの時間【湿度の低い時間帯を狙う】
気温が上がるほど、湿度は下がります。
そして干す時間は『3〜4時間』です。
10時くらいに干し始め、14時くらいに片付け始める
さっと着物に風を通して直すというイメージです。
【ポイント】着物がヤケないように注意
日光(紫外線)に晒すのは厳禁で、蛍光灯などの光にも気をつけて下さい。
【画像で解説】着物の虫干しのやり方〜様々な角度で〜
虫干しとは湿気を飛ばすために、『乾燥した日の10時から14時まで着物を空気に触れさせる』ということです。
虫干しにどういった物が必要なのかもわからないし…
今から提案するやり方の中で、自分に合う虫干しを見つけてみて下さい。
着物ハンガーを使って虫干しをする
どのみち、一つは持っておきたいものだわ。
突っ張り棒を使って着物を虫干しする
バスタオル用ハンガー
100円ショップで販売されています。
袖先が折れていますが、短時間なら大丈夫です。
『かけえもん』で虫干しをする
『かけえもん』という着物ハンガーがあります。
これで収納もできるし、虫干しもできるってことね。
【裏技】干さない虫干し
やり方は基本的に同じで、乾燥した昼の時間帯に箪笥の引き出しを解放します。
何もやらないよりは随分マシです。
保管の仕方を考える【キモノの休息】
なら、湿気に晒されない環境なら虫干しの必要性は下がるともいえます。
そう思うならコレを試してみて下さい。
非常に便利なものなので、是非試してみて下さい。
まとめと関連
✔︎虫干しは最大の敵『湿気』から、着物を守るために行う
✔︎晴れた乾燥した日に行い、気温が高い日中に3〜5時間ほど干す
✔︎着物がヤケないように、日光や蛍光灯の光に注意して行う
✔︎着物ハンガーにつって干す(→突っ張り棒や長めのハンガーで代用可)
✔︎箪笥を開け放つのも効果がある
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
そんな着物の虫干しの悩みを解決していくのが、この記事の試みとなります。