それがこの記事で紹介する『キモノの休息』を利用するということです。
『箪笥』も『虫干し』も不要、日頃の管理も『超簡単』なんです。
その内容をお話しする前に、少しだけ私の自己紹介を…
・着物の営業・販売18年
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は独立し、着物の制作にたずさわっています。
まずは『キモノの休息』の良さをまとめます。
●箪笥とは比べ物にならない『格安さ』で手に入る
●マンションやアパートなどの住宅環境でも着物を保管できる
そんな『キモノの休息』を以下の手順で解説していきます。
●今の着物の保管事情
●『キモノの休息』の使い方【小技も紹介】
キモノの休息を買おうか迷っている人、着物の保管で困っている人が読んでいただきたい内容となっております。
目次
キモノの休息の前に…【従来の着物の保管方法】
着物は『絹』という動物性の糸です。
『絹』はその生地感、着心地的には最高なのですが、保管が難しいという欠点を持っています。
そんな絹の着物の最大の弱点はは縮むことです。
空気中には水分が含まれていて、『絹』はそれを吸って縮み、時間がたつと劣化します。
『絹』の一番の敵は湿気なんです。
元祖・着物の保管の万能アイテム【桐箪笥】
桐箪笥(たんす)は、『防虫・防湿』に優れています。
よく着物に穴が開いている(=虫食い)ことがあるの。
せっかくの着物が台無しだし、なんか気持ちも悪いのよね。
桐箪笥はそんな、虫の侵入を防いでくれます。
さらに桐は通気性がいいので、湿気にも強いんですよね。
だから『お嫁入道具』として着物を揃える場合、この桐箪笥もセットされることが多いんですね。
お嫁入道具と言いましたが…
今の新婚夫婦で『桐箪笥』を揃える人は少数派です。
生活の知恵が詰まった着物の手入れ【虫干し】
着物(それ以外の書類や調度品など)を梅雨明けの天気のいい日と、冬の乾燥した日に部屋に出して、風を通し『湿気』や『カビ』や『虫の被害』から着物を守るために行うものです。
着物は箪笥から出して、部屋の中を風通しを良くした上で、衣文(ハンガー)でつって陰干し(かげぼし)します。
昔は、これを季節の変わり目に行っていました。
いわゆる『衣替え』というやつです。
しかも、虫干しにはスペースが必要なの。
変わりゆく日本の住宅事情【保管方法も変化します】
従来の着物の保管方法を説明しました。
問題点は、今の住宅環境に向いていないという点です。
『虫干し』も、そのスペースも確保できないのが現実ね。
ただそれを継続的に行う環境と労力を、『着物の為に準備できない』というのが現実なんですよね。
キモノの休息の使い方と格安な値段
失敗することのない『超簡単』な使い方
使用方法は簡単です。
着物をたとう紙ごと中に入れるだけです。
ひとつの『キモノの休息』に3枚の着物がはいります。
ちなみにその3枚を入れた後に、帯締めと帯揚げくらいは入ります。
更に裏技を言うと、上物である『羽織・コート』もはいります。
ただ、入れ過ぎは『シワ』になったりしますので、注意が必要です。
袋状で、出し入れ口は食品保存袋みたいなジッパーがついているので、出し入れも簡単です。
このジッパーをしめると、外からの湿気は完全にシャットダウンされます。
そして、虫が入ってくることは絶対にありません。
さらに墨の『除湿シート』が入っていて、内部の湿気も吸ってくれます。
これも着物と一緒に入れておくだけでいいです。
基本的に何度も使えます。
湿気を吸うとマークの色が変わる仕組みになっていて、その除湿シートを干して乾燥させれば何度も使えます。
これなら箪笥もいりません。
そして、除湿シートをこまめに干しさえすれば、虫干しの必要もないんですね。
【激安】キモノの休息の価格について
この『キモノの休息』の価格は大体2,000円です。
比べてみてもすごい格安ですね。
箪笥は1段に着物が3枚入ります。
1段単価(3枚入る)が約8000円なので、同じ3枚入る『キモノの休息』のほうが保管の量に対する価格が安いんです。
一回使ってみると実感していただけます。
そして失敗することのない値段ですよね。
【裏技あり】キモノの休息の運用方法
とても便利なんですよね。
保管場所【どこでも大丈夫!】
『横が約90センチ、縦が約40センチ』このスペースを確保出来たら、基本的にどこに保管しておいても大丈夫です。
うちの家では、ベッドの下の収納スペースに収めています。
ちょうどピッタリ収まるんでいいんですよね。
その他にも、クローゼットの上の空きスペースに保管しても大丈夫です。
特に、他の洋服などと一緒に保管していても問題はありません。
小技と裏技
僕は着物屋の店長で、僕の奥さんは着物屋の店長の妻です。
なので一般的な家庭より、着物を持っている量は多いと思います。
この『キモノの休息』はそんな家庭にも便利です。
セットで入るので、我々はマジックで「訪問着」とか「喪服」とか何がはいっているかわかるようにしています。
そういう、小技も活用してみてください。
洋服だって湿気に弱いのは共通しています。
この活用方法は、実はお客様から教えていただきました。
さすがですよね。
最後に
実際にお客様にも大好評なんですよね。
さらに、従業員にも大好評なんです。
みんな、保管に関わる悩みは共通だということなんです。
そんなキモノの休息を色んな人にも使っていただき、その便利さを体感して欲しいんです。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
うちは箪笥も無いから、実家に預けてる着物も多いのよね。
着物をほったらかしにする不安だし、何かいい方法はないのかしら?