答えとしては、『帯のクリーニングは着物ほどしなくていい』です。
ただ、帯も汚れないわけではないし、結構自分でさわっていたりもするので、気にすることは大切です。
この記事では、そんな帯のクリーニングについて考えていきます。
内容に入る前に、少しだけ自己紹介を…
・着物の営業・販売17年
・着物の店舗運営11年(店長歴)
・現在は着物の制作にたずさわっています。
この記事では以下の3点にまとめて『帯のクリーニング』について解説していきます。
・長期間着用しない時は『クリーニング』をしておくと安心
・古い帯は帯芯を変えることで復活
着物(帯)での『困った』に役立てていただければ幸いです。
目次
着物のクリーニング『帯について』【着用汚れをチェック】
着物を着る機会があったら、帯に汚れがついてないか確認しましょう。
特に食事をする場合は、その汚れが飛んでいることがあったりします。
そういう汚れがついてるのであれば、早めにクリーニングをすることをオススメします。
これはどんなもの(着物のみならず洋服でも)でも一緒ですよね。
気になる『汚れ』は早めにとっておくことに越したことはありません。
予防策としてのガード加工
着用時の汚れが心配なら、帯を守ってくれるガード加工というものをオススメします。
新しく仕立てる帯なら必須ですし、ガード加工はいつでもできますので検討してみてください。
着物のクリーニング『帯について』【帯の見えない汚れ】
帯を着用して当分その機会がなく『長期保管』するのであれば、クリーニングをしておいてください。
汚れがあるのなら尚更ですが、そうでなくても帯は結構自分の手でさわっているものです。
その時に手の脂がついていることがあるんですよね。
特に『折れ目』にその傾向があります。
そんな状態で長期間保管するのであれば、再び使う時に『シミ』になっていることもあるんですよね。
帯のクリーニングの値段と相場
帯のクリーニングは着物の値段とほとんど変わりません。
相場は6000円です。
こういうことを知っておくと、実際にクリーニングに出す時に落ち着いて出せますよね。
帯揚のクリーニング
着物と帯に合わせる帯揚も、正絹を使うこともあり、当然クリーニングもできます。
値段は着物や帯と比べて安く済むはずです。
着物のクリーニング『帯について』【帯芯の取り替え】
帯は着物と違って寸法がありません。
なので、帯は人から人へ譲りやすいんですよね。
譲られた帯も古いものであればあるほど、見た目には汚れてなくても『帯芯』が汚れている場合があります。
帯には(基本的に)帯芯がはいってい、素材が『綿』であることが多いです。
昔の帯芯は汚れがあったり、硬かったりします。
その帯芯を交換するのも一つの手なんですよね。
そこまで手をかけたくないという人も当然いると思いますが、気持ちよく帯を使ってもらうための提案として受け止めてください。
まとめ
ということで、『帯のクリーニング』についてまとめてきました。
着物は『帯』を変えることで、その表情を変化させます。
なので着物を楽しむ上では、帯のコーディネートは非常に大切です。
そんな帯を着物同様に大切にしてもらいたんですよね。
現代の住宅事情に合わせた、着物やその帯の保管についての便利グッズを紹介しています。
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では、よき『きもの』ライフを(^^)y