

ただ、あなたに『着物のクリーニングの業界の人脈』と『あなた自身の行動力』があるなら、即日で仕上げることは別ルートで可能かもしれません。
そのやり方と条件を、この記事では考えていきたいと思います。
内容に入る前に、少しだけ自己紹介を…

・着物の営業・販売を17年しています
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
『着物のクリーニングを即日で仕上げる方法』は、以下のやり方で可能になります。
・自ら着物を持っていき…
・そのまま持って帰る。

自分で着物を持って行ったら早そうではあるんだけど…
着物のクリーニング自体が、その日のうちにできるものなのかしら?
そもそもどこに持っていけばいいのかしら?

それがわかれば、着物のクリーニングを急ぎでする為の条件もわかってくるはずです。
そんな着物のクリーニングのカラクリを、これからお話ししていきます。
これを知っていれば今回は無理でも、次に着物のクリーニングで切羽詰まった状況になった時の助けとなることでしょう。
目次
着物のクリーニングを即日で仕上げることは可能か?



着物のクリーニング『自体』は1日でできる
一般的な着物のクリーニングは、『ドライクリーニング』になります。
ドライクリーニングというのは、ドラム式洗濯機に着物を入れて石油系溶剤で洗濯するというやり方になります。

なので、全ての順番を無視して『着物のクリーニングだけ』を行うのであれば、即日でも仕上がるということになります。
それも優先的にやってもらえるということであれば、その日のうちにできるんです。
クリーニングには様々なやり方と、それに伴う付随加工があります。
クリーニングの工程が多くなれば、当然即日で仕上げるのは難しくなります。
着物のクリーニングを『している所』に持っていけるか?


着物のクリーニングは、その専門店や着物を扱うお店、町のクリーニング屋さんなどで受け付けていて、そこからクリーニングの工場に送ります。

ならば直接持っていけばということになるのですが、クリーニングの工場に突然持ち込んで、受け付けてくれるかはわからないんですよね。

クリーニングの工場の場所まで持っていく労力と、それを受け付けてくれる事前の根回しというかコネが必要なのね…
なかなかそれって難しいわね…
着物のクリーニングにも順番がある

その順番に割り込んでいくのも、やはり話して通じるだけの関係性が必要なのかもしれません。

付随加工を不問にする

例えば『染み抜き』や『汗抜き』などの加工です。
当然それらの加工にはその分の時間がかかるので、即日からはどんどん遠ざかっていきます。
そして、着物のクリーニングは慎重に『検品』します。
汚れの有無や、着物の状態などを人の目に確認していくのです。

そして『クレーム受け付けてもらえない』ということを覚悟し、納得して頼む必要があります。
着物のクリーニングの最短は『4日』

これまでのことを考えて、着物のクリーニングの最短をシュミレーションしてみます。
着物のクリーニング『4日』のフロー

その際に、超急ぎだということ前提に…
②ドライクリーニングのみを行い、それ以外は不問とする
上記を伝え、納得してもらう必要があります。
その日のうちに送り出せば、次の日には工場に着くはずです。

その後のプレスと検品の為の時間を取って、次の日には着物を発送してもらうようにします。
そうすると4日目の朝には、着物が仕上がって帰ってくるんですよね。
これを実現するためには…
②無理を聞いてもらえる関係性がある
というのが必須条件になりますよね。
まとめ
ということで『着物のクリーニングは即日で仕上がるのか』という問題について、考察してきました。


ただ、『今回の記事で解説したこと』を知っていると、急ぎのクリーニングをしないといけない時に、それなりの対応ができるようになるはずです。

着物のクリーニングってどういうもの全く知らなかったけど、今回である程度わかるようになったわ。
何もない状態と、知っている状態では取れる行動が違うものね。
このように、この記事の情報を有効活用してもらえるのなら嬉しく思います。

そもそも着物のクリーニングの頻度を減らしたいのであれば、着物の保管が重要になってきます。
そこで現代の『住宅事情に合わせた着物の保管アイテム』を、下記のブログで紹介しています。
一見の価値ありです!!
▼現代の住宅事情に合わせた着物の保管アイテムの紹介▼
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
そんなことって可能ですか?
洋服だったら『即日仕上げ』のクリーニングってありますよね?