
着物の営業・販売の仕事をしています。
この道16年、お客様とともに着物の輪を広げてきました。
今は着物の店舗で店長をしています。
このブログでは、着物のあれこれや営業・販売のノウハウをお話ししています。
着物を着る時の重要ポイントは『衿元』です。
着物は形が同じなので『着こなし』が重要になるのですが、その中でもポイントとなるのが『衿元』なんですよね。



衿が綺麗に決まると『素敵な着姿』になります。
着物の衿のあわせ方についてはコチラ
そして、そんな着物の『衿元』を演出するのが『半衿』です。
種類は色々あり、そのTPOに応じて付け替えて使います。
でも『半衿』をつけるのって大変なのよね…


慣れているのならまだしも、着物を着るたびに『縫い付けないといけない』のは手間になります。
そんな悩みを持つあなたに、紹介したい商品がコチラです。
『半衿両面テープ』は文字通り『半衿』を縫い付けるのではなく「両面テープで張り付ける」、そんな商品です。

それでは紹介していきます。
目次
半衿を付け替える『理由』と『メリット』

そうですよね。
その素朴な疑問から答えなければいけません。
半衿付け替えの『そもそも』
そもそも『半衿』は、襦袢を『埃』や『皮脂』、『ファンデーション』から保護する為のものです。
『衿元』って着物だけでなく、Yシャツとかの洋服でも汚れやすいものです。
そして、正絹の着物は『汚れてしまう』と、綺麗にするのに手間がかかるものです。

着物って合理的!
こまめに『半衿』を付け替えることで、着物を気持ちよく着ることができるんです。
『半衿』を変えることでよりおしゃれに
さらに顔に一番近い『半衿』を変えると、コーディネートの幅は大きく広がります。
フォーマルなものでは、刺繍をつけて豪華に上品にすることもできますし、カジュアルの『半衿』はありとあらゆる柄があります。

着物って合理的!!
実際、『半衿』を変えるだけで、基本的にどんな着物でも合わせることができるんですよね。

では、その『半衿両面テープ』の使い方を次に説明します。
半衿テープの使い方
まずは、使い方を説明します。
①まずは半衿を2センチほど折りこみ、折り目ができるようにアイロンをかけます。
②それが、襦袢の内側(体側)になるように張り付けていきます。
③背中心から外側へ、『半衿両面テープ』を張っていきます。
④10センチくらいで、テープを切って間隔をあけるといいです。
(※調整が聞きやすくなるためです)
⑤内側(体側)に半衿を貼り付けたら、今度は外側(着物側)に張り付けていきます。
⑥襦袢の地衿にそのまま『半衿両面テープ』を貼り付けます。
⑦衿芯を内側にあわせ、包み込むように『半衿』を被せていきます。
⑧外側は半衿を折り込まなくて大丈夫です。
⑨シワにならないように張り付けます。
以上です。
言葉にすると、まったくわからないので『動画』でつけ方を実演しているものがありましたので、参考にしてみて下さい。
商品にも説明書がついていますが、自分でアレンジして簡単につけてしまって大丈夫です。
見えるところだけ綺麗にするというやり方でもいいですよね。
よりお得に感じてもらう為に
この半衿テープですが、価格は1000円以内で求めて頂けます。
ちなみに『仕立て屋さん』に半衿付けを頼むと2000円くらいかかります。
プロなので当然綺麗にはつけてくれますが、毎回それだとやっぱりコストが高いですよね。
この『半衿両面テープ』はなくなるまで使えますし、時間的にもすぐにできます。
どう考えてもお得なんですよね。
『半衿両面テープ』は邪道なのか
お客様の中には、これを『邪道』という人がいます。
着物は歴史と伝統があります。
半衿を縫い付けるというのも一つの文化なんですよね。
当然『裁縫』の技術も得ることができるんです。
さらにどうしても、テープで張り付けるということに抵抗を覚える人がいるのも事実です。
デメリットと考えられることを以下にまとめます。
②張り付けた部分に、テープの糊が多少ではあるが残る
③『裁縫』という文化に触れられない
このあたりを考えて頂いたうえで、『半衿両面テープ』を使ってみるのもいいんですよね。
まとめ

やはり、『着物を楽しんで着る人』を増やしていかないと、未来はないです。
私、さとしもそのことに微力ながらお手伝いがしたいんですよね。
その為には、着物の『めんどくささ』や『経済的な負担』を減らすというのは重要であると思いますし、今はそういうものやサービスがたくさん出てきています。
その話は以下のリンクでしていますので、参考にしてみて下さい。
今回お話しした、『半衿』の付け替えもその一つですよね。
この記事を通して、着物がもっと気軽に感じて頂けると嬉しく思います。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
最近のコメント