
・着物の営業・販売16年
・着物の店舗運営10年
・現在は、着物の制作にたずさわっています
お客様からよくあるこんな『相談』があります。

確かに着物の保管ってわからないことが結構ありますよね。
この記事では以下のことについて説明します。
→これができないと着物の管理はできない
②現代版着物の保管方法
→狭いスペースでも着物の安心保管
③着物の保管業者の話
→新しい着物のサービス

この記事では、現代の生活にあわせた着物の保管方法を提案します。
着物のクリーニングの基本はコチラ!
目次
着物のクリーニングの後の保管【最重要事項】

従来の着物の保管の基本と言えば、以下のとおりです。
→春と秋の晴れた乾燥した日に着物を陰干しする
②洗い張り
→着物をいったん解いて、洗って、仕立て直す(→着物の仕立てができることが必須)
③和箪笥(たんす)
→着物の収納といえば、風通しのいい桐箪笥
どれも素晴らしい日本の文化なのですが…

なので、この記事では現代の生活環境にあわせた着物の保管方法を提案するのですが、一つだけ必須項目があるんです。

これができないと着物が保管できませんし、保管できたとしても『再び収納することができないので』二度と着物を出すことができません。
着物をたたむ技術を習得しよう
これは論より証拠、動画で説明します。

本来なら畳の上で着物はたたむものなのかも知れませんが、畳の部屋がない家もたくさんあると思うので、この場所でのたたみ方の実演なんです。
着物のたたみ方の習得のコツは…

です。
10回くらいやってみると覚えます。

動画での着物のたたみ方を『着物の本だたみ』と言います。
『本だたみ』にする理由を以下にまとめます。
②着物を収納するツール(たとう紙とか着物のバックとか)は、『本だたみ』をしている着物を収納するということが前提になっています。なので『本だたみ』ができないと、着物を収納(保管)できないんです。
次に紹介する『着物の保管の便利グッズ』も『本だたみ』ができることが前提となっています。
【必見】現代の住宅事情にマッチした着物の保管方法


こういうことをよく聞かれます。
ちなみに…

今の住宅環境は、こんなところの方が多いと思います。
それでも、着物の保管はしなくてはならない。
そんな時のとっておきアイテムを紹介します。
必見です!
『キモノの休息』のご紹介
これ、非常に便利です。

おススメポイントをまとめます。
②横90センチ、縦40センチの場所を確保できればどこにでも置ける
③これひとつで着物一式(着物・帯・襦袢・帯締め・帯揚げ)が収納できる
この『キモノの休息』に関しては下記のリンクで詳しくまとめていますので、是非見てみて下さい。
着物の保管業者【増える着物のサービス】

どうしても家で着物を保管できない場合、着物の保管のサービスをしている会社もあります。
専門のプロが、大事な着物を責任もって管理・保管してくれるんですよね。
当然、保証の話もあります。
家ではどうしても保管できなくて、さらに『長期的に保管してほしい』場合は相談してみて下さい。
今後、こういうサービスはさらに増えていきますし、充実してくるはずです。
まとめ
ということで、着物のクリーニングの後の保管方法についてまとめました。
着物を楽しむ上で、着物を正しく保管するってやはり大事ですよね。
ただ、手間を省くことによって、着物はもっと気軽になります。
そうして省けた手間を、着物を楽しむ時間に費やしてくれると嬉しいです。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
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