着物のクリーニングの値段【比較と値段差と相場の3点を解説】

着物の管理・保管
着物好きマダム
着物のクリーニングの値段ってどれくらいなのかしら?
そもそも着物のクリーニングって、どういうことをしてるのかも知らないわね。
値段に差があるのなら、どうしてなのかも知りたいし、相場もよくわからないのよね。
さとし
確かに、着物のクリーニングの値段はわからないことがたくさんありますよね。
この記事では、着物のクリーニングを扱っている会社の値段を比較しながら、その比較からわかる価格の差の謎や、値段の相場を考えていきます。
これを知ることで、着物のクリーニングの値段に関しての理解が深まると思います。

そんな内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…

さとし
私、さとし。
・着物の営業・販売を17年しています。
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は独立し、着物の制作にたずさわりながら、着物の提案活動をしております。

まず、考えないといけないことは『着物のクリーニングとは、どういうものなのか?』ということです。

『丸洗い』や『京洗い』とも呼ばれる『一般的な着物のクリーニング』は、ドライクリーニングになります。

さとし
ドライクリーニングとは、石油系溶剤で洗うやり方です。
このやり方でクリーニングを行うと、油分の汚れは落ちますが水溶性の汚れは落ちません。
着物好きマダム
それ以外のクリーニングのやり方ってあるの?
さとし
それが『洗い張り』といって、着物を一度分解し反物の状態に戻すことで、水に通して洗うやり方です。
この場合は、水洗いだけではなく着物を解く作業や、さらに元の状態に縫い直す作業も加わってきます。
こうなると、値段は大きく変わってくるんですよね。
なので、『洗い張り』の話はここでは割愛し、一般的な着物のクリーニング(=丸洗い)の値段について話を進めていきます。

これを前提に、この記事では以下の事をお話ししていきます。

・着物のクリーニングの値段比較
・どうして値段に差が出るのか?
・着物のクリーニングの値段の相場は?

着物のクリーニングの値段【5社を比較】

着物のクリーニングの値段【5社を比較】

ということで、着物のクリーニングの値段を調べていきます。

①着物クリーニング専門 きもの辻

まずは、着物クリーニング専門 きもの辻です。

さとし
値段は、丸洗いが8,800円~13,200円(税込)です。

直接着物を持って行くこともできますが、関東エリア、大阪・兵庫エリア、福岡・佐賀エリア、広島エリアでは、『楽々集荷サービス』というのをしていて、自宅まで着物を預かりにきてくれます。

その時に実際の着物をみて、着物の状況や付随加工の提案もしてくれます。

当然、エリア外でも着物のクリーニングは受け付けていて、その場合の送料は負担してくれるということです。

②まるやま京彩グループ

次に、まるやま京彩グループです。

さとし
値段は、丸洗いが3,080円~7,150円(税込)です。
キャンペーン時には、約20%OFF〜50%OFFの範囲でのプライスダウンがあります。

こちらは、着物の専門店で基本的には店舗への持ち込みでクリーニングを受け付けてくれます。

主に関東圏に店舗を多く構えています。

③そめの近江

続いては、そめの近江です。

さとし
値段は、丸洗いが1,100円〜2,310円です。

こちらも店舗型で、持ち込みでのクリーニングの受付になります。

主に関東圏に店舗を構えています。

④きものtotonoe

続いては、着物宅配クリーニング きものtotonoeです。

さとし
値段は、丸洗いが6,028円(税込)です。

こちらはインターネットで頼む着物のクリーニングになります。

送り出す時の送料は、お客様負担になります。

⑤着物クリーニング アライバ

続いては、着物クリーニング アライバです。

さとし
値段は、丸洗いが4,378円(税込)です。

こちらも、インターネットで頼む着物のクリーニングです。

送り出す時の送料は、お客様負担になります。

着物のクリーニングに値段の差があるわけ

着物のクリーニングに値段の差があるわけ

ということで、5社の着物クリーニングを見てきましたが、値段はまちまちです。

この値段の差は一体なんなのかを考えていきます。

付随加工の有無

冒頭で、着物のクリーニング(丸洗い)はドライクリーニングと言いました。

さとし
なので、取れる汚れと取れない汚れがあるのですが、細かい汚れ等はその加工代の範囲内で手作業で取っていたりします。
その分を見越して、値段の設定をしていたりするんですよね。

さらに、着物のクリーニングにはオプションが多数存在します。

例えば…

・染み抜き
→丸洗いでは落ちない汚れを手作業で落とす
・汗ぬき
→丸洗いでは落ちない水溶性の汗汚れを落とす
・ガード加工
→クリーニング後に、汚れが付きにくくする加工

などなど、細かく言っていけばもっとあります。

さとし
特に店舗型の着物のクリーニングは、この付随加工の提案がありきで、丸洗い自体の値段を安く設定していたりするところもあるんですよね。

実は値段だけを見ると『店舗型』が一番安い!?

着物の専門店の多くは、自社でクリーニングの加工をしていなく、外注に出しています。

着物好きマダム
そうすると、値段が上がりそうなものよね?
さとし
仕組みとしてはそうなんですが、先ほども言ったとおり店舗型ではお客様と対面でクリーニングを受け付けるので、いろんな提案ができるんですよね。

例えば…

・クリーニングの付随加工の提案
・クリーニング以外の着物などの提案

こういうことができるんです。

さとし
つまり、集客として『着物のクリーニング』があり、値段を安く設定してたりするところもあるんです。

着物のクリーニングの値段の『相場』を考える

着物のクリーニングの値段の『相場』を考える
さとし
上記のような要素を加味して、着物のクリーニングの値段の『相場』を考えたところ…
『6,000円』というのが私なりの考えです。

当然、値段には各業者の思惑が含まれていますので、一概に言うことはできないのですが、『6,000円』出せば、着物のクリーニング(=丸洗い)というサービスを完結できるのではないかと考えています。

まとめ

ということで、着物のクリーニングの値段について、いろんな角度からお話をすすめてきました。

着物のクリーニングは洋服のそれと違って、その加工を受け付ける業者が非常に少ないのが現状です。

それが、洋服のクリーニングと比べると割高になっている要因でもあります。

さとし
なので、着物を着る人がもっとたくさん増えたら、着物のクリーニングの値段も相対的に落ちて行くはずなんですよね。

そうやってもっと着物が身近になれば、こういう疑問や悩みも減るんです。

 

では、よき『きもの』ライフを(^^)y