【プロが教える】着物を強引に販売されない為の注意点

着物の悩み
着物好き女子
着物初心者です。
気に入った着物が見つかり、買いたいと思っています!
そんな時の注意点ってありますか?
お店の人は熱心にオススメしてくれるんですけど、これって強引ってことなのかなぁ?
さとし
初めて着物を買う時、不安があって当たり前です。
この記事は、そんな時に失敗しない方法を教える試みです。

 

内容に入る前に少しだけ、私の自己紹介を…

さとし
私、さとし
・着物の営業・販売18年
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は独立し、着物の制作にたずさわっています

 

今回は、『初めて着物を買う時』に注意するべき点を紹介していきます。

 

前提として下記のような状態になっている時の話です。

①気に入った着物が見つかっている
②価格的にも納得している
③その上で買う決断を悩んでいる

この状態で着物を買おうとする時の最終確認ポイント説明します。

下記の3点です。

①関連品の有無
②必要なアフターフォロー
③納期の確認

この記事を読むことで、初めて着物を買うときのポイントがわかります。

さとし
このポイントを押さえずに着物を買うのは、やめておくのがいいということでもあります。

『初めて着物を買う』強引に販売されない為に【関連品の有無】

『初めて着物を買う』強引に販売されない為に【関連品の有無】

まずはこれです…

さとし
着物と帯、そのコーディネートを揃えただけで満足していないですか?

『着物を着る為』には、たくさんの付随・関連品が必要です。

以下に一覧にしていきます。

①着物
②帯
③長襦袢
④帯締め
⑤帯揚げ
⑥草履(バックもあれば)
⑦肌着(肌着と裾除け)
→一体となっているものもあります
⑧コーリンベルト×2
⑨伊達締め×2
⑩腰ひも×3
⑪足袋
⑫帯枕
⑬帯板
⑭衿芯
買う着物に対していらないものもあります。
例えば【帯が袋帯や名古屋帯ではなくて、半巾帯なら基本的に帯締め・帯揚げ・帯枕などは必要ありません。
その他にも、人によっては必要なものもあります。
例えば【補正の為の『和装ブラ』などです】
その他にも、コーディネート品もあります。
さとし
ざっと書き上げましたが、とにかく『着物を着る為に必要品』は多いんですよね。

 

あなたが着物初心者なら、最初に全てを揃えることはすごく大事です。

着物好き女子
そうですよね。
せっかく買っても着れなかったら意味がないもの…
さとし
これを無視して、着物を販売してくるのは強引ですよね。

 

着物好き女子
そこは丁寧にしてほしいし、注意すべきポイントなのね。
さとし
とにかくこれらの関連品を、その都度買い足していくのは大変です。
着物屋さんのアドバイスを受けながら、『最初に』揃えておいてください。

アフターフォローに関しての確認【保管と着方】

アフターフォローに関しての確認【保管と着方】

続いての注意点は…

さとし
その店のアフターフォローはちゃんとしているか?
その説明を受けているか?

 

着物の『アフターフォロー』は様々ですが、ここでは絶対に必要となってくる2点に絞ります。

『保管』と『着方』です。

保管に関しての確認をしてください

正絹と呼ばれる『絹の着物』の場合、家での洗濯は困難です。

さとし
なので、その確認もしておくべきですよね。

 

着るたびに洗うとなると、費用もバカになりません

どんな商品でも維持費はかかるものです。
着物好きマダム
]そのあたりも確認しておくと、安心感があるし、トラブルも少ないわ。
さとし
着物屋さんは保管のサービスが充実しているところを選びましょう。

 

無料や格安で保管やクリーニングができるところもあるし、会員制度もあります。

さとし
とにかく、これから着物を揃える人には必須項目なんですよね。

着れるようになる『手はず』は整っていますか

『着物を楽しもう』と思う人には必須項目です。

着物好き女子
着物は着れないと宝の持ち腐れだものね。

その手のサービスも、確認をしておいてください。

さとし
着物の価格には『そのサービスも含まれている』と考えておいていいのです。
売った側には、使用できるようにする義務があるんですよね。

納期【約束を守れるというのが大前提です】

納期【約束を守れるということが大前提です】

最後の確認すべきは『納期』です。

着物を誂える場合は、仕立ての期間がかかります。

さとし
大体1か月くらい、場合によっては2か月くらいを言われたりします。
着物好き女子
でも、できるだけ早急に着物は欲しいのよね。

 

着物屋さんにも限界はありますが、その旨を伝えて『いつまでに納める』という約束はしっかり取り付けておきましょう。

さとし
これは本当に大切で、ここを明確にしない着物屋さんで買うべきではありません。

まとめ

これらのことが解決したなら、後は『着物を楽しむ』だけです。

それぞれの人に『着物の理想』があると思いますので、その理想に向かって突き進みましょう。

悩みが解決されないのなら

今回の注意点が解消されなかったり、不安が残るなら購入するのはやめておいた方がいいです。

さとし
その場合は明確に意思を伝えることが大事になります。
なし崩し的に買うことにならないように注意してください。

 

どうしても断れないのなら一旦持ち帰ってみたらいいですし、後で断りを入れてもいいんです。

とにかく、納得した上で着物は購入することです。

それが着物を楽しむコツでもあったりするんです。

 

では、よき『きもの』ライフを(^^)y