●着物を着て足を崩したらはだけて不恰好、でもどうしたら…
●正座の綺麗な立ち方と座り方って?
正座ってやはり辛いです…
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…
・着物の営業・販売を18年しています
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
この記事では、以下のことをお話しします。
・【実話】正座の恐ろしい話
・辛くなりにくい正座を実践
・着物での正座『座り方と立ち方』
この記事を読むことで正座の辛さが軽くなり、さらに美しい正座を知ることもできます。
目次
正座をする着物のプロに聞きました
長時間の正座は誰だって辛いものです。
超ベテランの着物の販売員も、『慣れはあるが、足がしびれることもある』と言います。
いわく、『正座は気合で乗り切っている』とのことです。
正座とはそういうものです。
【辛すぎると危険】正座の恐ろしさの話
足がしびれると足の感覚が無くなり、その状態で立ち上がると転んでしまうことがあります。
ある新入社員の女性の事例
正座をしながら『上司』の話を聞いていました。
そんな時、お客様が来られてとっさに立ち上がったのですが、そのままよろけて転んじゃったんです。
その女性は靭帯を損傷、全治1か月以上のケガをしてしまいました。
とにかく慣れない正座には要注意です。
【簡単】辛くなりにくい正座の仕方
【辛くなりにくい正座の仕方】基本姿勢
ポイントは『重心を前に!』です。
これが基本姿勢です。
『背中が丸まる』と後ろに重心がいきます。
【辛くなりにくい正座の仕方】準備と応急処置
とはいえ、それでも正座の辛さは変わりません。
それを和らげる準備と応急処置を解説します。
【準備】ストレッチをする
辛い正座の原因の一つに『身体の硬さ』があります。
僕は正座は絶対に無理…
ということで、普段からストレッチをしていると正座も楽になります。
『身体の硬さ』はケガの元です。
【応急処置】休憩が大事
正座のしびれは血流の流れが原因で、一番の対策は『正座の状態を開放する』です。
具体的な行動は以下の3つです。
・重心をさらに前に倒す
・時には立ち上がる
これらを駆使して、休憩しながら正座を続けます。
【辛くなりにくい正座の仕方】正座椅子を活用する
コチラの正座椅子です。
これをお尻の下に置いて正座します。
前から見ると見えません。
着物での正座【座り方・立ち方を画像で解説】
着物での正座『座り方』
まずは座り方からです。
右足を半歩ほど引きます。
右手で上前を引きます。
左手でふとももを押さえながら、腰を落としていきます。
裾が膝の下に綺麗に入るようにしていきます。
両袖を膝に乗せて完成です。
着物での正座『立ち方』
続いては立ち方です。
両つま先を立てて、かかとをお尻にのせます。
右手で上前を押さえながら、片足を前にずらして立ち上がります。
上前を整えて完成です。
着物での正座『動画』
上記の内容を動画にしています。
まとめ
下記は『正座があまり苦にならない人の傾向』です。
・体重が軽い(足への重みが少ないのでしびれにくい)
ぜひ、正座に慣れてみて下さい。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
商談する時は、もっぱら正座です。
18年間、正座をし続けた私の『正座の仕方』です。