着物屋さんが座る時【本当につらかった『正座』とその解決策】

着物の悩み
さとし
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私、さとし。
着物の営業・販売の仕事をしています。
この道16年、お客様とともに着物の輪を広げてきました。
今は店舗の店長をしています。
このブログでは私の経験をもとに、着物のあれこれや営業・販売のノウハウをお話ししています。

着物屋で働き始めて、辛かったことのひとつに『正座』があります。

 

着物屋さんは接客(特に商談)する時に、正座をして話をすることが多いんですよね。

さらに着物を着ていると、足を崩すわけにはいきません。

着物を着て足を崩すと、裾が乱れてしまい非常に不格好なんです。

さとし
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なので着物屋さんは『正座』は必須項目なんです。

これが中々、辛いんですよね。

『足のしびれ』に大いに悩まされたものです。

ただ僕もこの道16年、日常的に正座をしていると随分『慣れ』るものなんです。

 

今の時代、普通の人は普段『正座をすること』はあまりないかもしれません。

しかし場面によっては正座をしなければならない時もあります。

それは急に来たりしますよね。

 

今回はそんな時の『正座』に対する対処法をお話ししていきます。

正座のプロに聞きました

さとし
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日常的に『正座』をしている着物屋さんは、正座が辛くないのかと言われると…
そんなことはありません!

長時間の正座は誰だって辛いものなのだと思います。

 

ベテランの販売員も、『慣れはあるが、足がしびれることもある』と言います。

さとし
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ちなみに、僕のお客様で『お寺さん』がおられますが、『正座は気合で乗り切っている』とおっしゃられていました。

正座をするということはそういうものなんですよね。

 

『慣れ』はあっても、辛さに変わりがないのが『正座』なんですよね。

たまに正座をしているほうが楽という人もいます。

これを前提に、話を進めていきます。

油断した時の『正座』の恐ろしさの話

『正座』の危険さは『足がしびれる』ということです。

足がしびれると足の感覚がなくなります。

長時間の正座で『足がしびれた状態』で急に立ち上がると、そのまま転んでしまうことがあります。

さとし
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非常に危険です!

新入社員の女性の事例

その女性は正座をしながら『上司』の話を聞いていました。

話が盛り上がり40分くらい正座をしていたんですよね。

 

そんな時にお客様が来られたのでとっさに立ち上がったのですが、そのままよろけて転んじゃいました。

さとし
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僕は少し離れた所から見ていたのですが、足の感覚がなくなっていて『つま先から地面に着地』してしまったんですよね。

非常に危ないです。

 

結局その女性は靭帯を損傷するという『全治1か月以上のケガ』をしてしまいました。

40分間も『そのことに気づいてあげれなかった上司と周りの環境』にも問題が多分にありますが、『足のしびれ』がもたらす事故は本当に怖いんですよね。

 

こんな事例は日常的に正座をする着物屋さんではたまにあります。

 

特に正座慣れしていない『入社間もない人』に多いんですよね。

こんな危険を避ける為にも『正座に慣れておく』ことは大事なんです。

正座の『基本マニュアル』

そんな危険すら伴う『正座』ですが、基本的なやり方をご紹介します。

基本姿勢

さとし
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背筋を伸ばして、『膝』を意識して座る。
『重心を前に!』です。

これが基本姿勢です。

後に重心をかけると、太ももとふくらはぎが圧迫されて『しびれ』につながるんですよね。

さらに『背中が丸まる』と後ろに重心がいきます。

 

この『姿勢』が、正座の基本スタイルかつ『美しい正座姿』にもなるんですよね。

正座を楽にするために

それでも、辛いには変わらない『正座』を楽にするためのやり方をご紹介します。

ストレッチ

『正座』が辛い原因のひとつが『身体の硬さ』です。

さとし
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一般的に男性より女性の方が、身体の柔軟性が高いので『正座への耐久度』も女性の方が高い傾向にあります。

ということで、普段からストレッチをしていると正座も楽になるんです。

正座だけでなく、『身体の硬さ』はケガのもとになるので取り組んでみるのもいいですよね。

休憩

正座による『足のしびれ』は血流の流れが原因なので、一番の対策は『正座の状態を開放する』です。

さとし
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つまり『動く』ということです。

足を組みかえたり、重心をさらに前に倒したり、時には立ち上がったり、そうして休憩していきながらやっていくんですよね。

 

そんなことができない状況もあるかもしれませんが、転倒するよりはマシだと思うんです。

 

特に慣れてない人は注意してい欲しいんですよね。

正座椅子

正座用の椅子のご紹介です。

これを『おしり』の下において正座をするんですよね。

前から見るとこの椅子は見えません。

足が圧迫されないので、しびれにくくなるんですよね。

さとし
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これをつかえる場面なのか否かをいうのがありますが、対策のひとつとしてあげておきます。

『日本の美』着物を着ている時の正座の美しさ

『正座への対策』を色々お話ししてきましたが…

さとし
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正座の姿勢というのはやはり『美しい』ものなんですよね。

特に『着物姿』ではその『凛としたたたずまい』は、本当に綺麗です。

 

『日本の美』とはこういうなんです。

そんな素敵な着物姿を目指すためにも、『正座の訓練』をしておくのもいいかもしれません。

まとめ

ということで、今回は『正座』についてお話ししてきました。

 

正座があまり苦にならない人の傾向としては

①身体が柔らかい
②体重が軽い(足への重みが少ないのでしびれにくい)

というのが挙げられます。

 

ということは、『正座』が苦なくできるようになることは、理想の体型に近づくということではないかと思いました。

そんな感じで『正座』に慣れてもらうといいのかも知れません。

 

では、よき『きもの』ライフを(^^)y