着物屋の電話勧誘【集客のオーソドックスの今】

営業ノウハウ
さとし
私、さとし。
・着物の営業・販売18年
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は独立し、着物の制作にたずさわっています

着物の営業って、謎に包まれているイメージがあると思いませんか。

でもそんなことはありません。

さとし
全力で体育会系です。

少なくとも僕はそんな感じで営業してきました。

精神力と営業力を鍛え続けられた20代でしたね。

さとし
ところで、あなたは『着物屋さんからの電話での勧誘』を受けたことがありますか?

一度くらいはあるかもしれませんね。

もしかしたら、『しつこい電話勧誘』に困ったこともあるかもしれません。

着物屋さんではないところでも、電話勧誘は沢山ありますよね。

今回はそんな営業電話について、僕の体験に基づきながらお話しします。

営業とはお客様との『接点』がキーポイント

営業とはお客様との『接点』がキーポイント
さとし
『営業』が仕事をしている時というのは、どんな『時』を指すのでしょう。
これを考えると、『電話』をかけてくる行動が理解できるんです。
ポイントは『接点』の回数と時間の確保です。

面談は最大の営業チャンス

さとし
営業の一番の仕事は『お客様と会う』ですよね。

大体の商談は『お客様と面談している時』に進みます。

『面談は成果に直結する』ので営業の効率が高いんですね。

高額の商談になると、顔を合わせて話し合わないと決まらないですよね。

だから営業パーソンは、その営業先に是が非でも会おうとするんです。

それが営業の仕事なんですね。

さとし
その為にはお客様にアポイントメントをとらなくてはなりません。
『アポイントメント』とは面会の約束の事です。

その主たる手段が『電話』です。

最初に言った『接点を取る為の仕事』ですね。

接点を取ろうとする仕事のメインは『電話』

主たるものが電話と言いましたが、それ以外のアポを取りも存在します。

①メールを送る
②SNSを使用する
③訪問する(飛び込み営業)
④礼状を書く

などなどですが、一番ポピュラーなものはやっぱり『電話』ですよね。

着物屋の勧誘は、『お客様の需要を喚起する』ことがポイントです。

その為には直接話して、相手の反応を伺いながら動員を行うんですよね。

その他の勧誘なんかも大体そうだと思います。

だから、電話をして動員する。

そして販売につなげていくやり方が一般的です。

なのでとにかく『電話をする』んですね。

『電話』に必要なのは名簿

『電話』に必要なのは名簿

着物屋さんは『電話で集客する』、これが好きな団体だと思います。

現状とこれまでは、言い切れるんですがこれからは違う動きも出てくると思います。
さとし
電話で集客するために、一番必要なものは『名簿』ですよね。

電話をかける所がないと、この作戦は成り立ちません。

ただ、名簿は『数』が重要だと信じられてきましたが、最も重要なのは名簿の取り方です。

固定電話という名簿

固定電話が普及しだしたはるか昔、固定電話を持っているのはある種のステータスでした。

だからその固定電話に対して集客をかけるというのは、電話を受けているお客様にとって満足だったんですよね。

16年前にこの業界に入った時、僕ももれなく固定電話に電話をしていました。

その頃はすこし温かい時代で、ねぎらいの言葉をもらうことがありました。

着物好きマダム
頑張ってるのね。ご苦労様。

って感じにです。

こんな時代であれば、電話帳を片っ端から電話をしていけばよかったんですね。

そうしている時代もありましたが、今はこの手法は難しいでしょう。

固定電話を持っているところが少なくなり、さらに営業電話に対する嫌悪感はどんどん増しています。

最近はこうした固定電話を狙った詐欺事件も横行しています。

ここに飛び込みで電話をかけるのは相当難しいことなんですね。

振袖名簿

着物屋はとにかく『振袖』が好きですよね。

さとし
明確に着る機会がある振袖は、着物屋にとっては恰好のターゲットなんですよね。

なのでそれに合わせるかのように、振袖名簿というものが存在します。

ターゲット層が明確なので、名簿としての価値が高いのでしょうね。

名簿は売り買いされています。

振袖販売の場合はその名簿を購入してDMを発送し、電話を行うという流れですね。

昔は卒業アルバムに乗っていた住所と電話番号も利用されていました。
今の卒業アルバムで個人情報が載っている学校ってないと思います。

この手法も、上記の固定電話の件と同じですが、やり方としては難しいんですよね。

ただ、振袖というニーズが無くならない限り、それなりに生き続ける手法だとは思います。

今の名簿取得

『個人情報の管理』に対して非常に厳しい昨今、名簿の取得の仕方も変わってきています。

その使用用途をしっかり明示して、お客様に納得してもらう必要があります。

なので、名簿取得も営業力が必要なんですね。

ただのアンケートと銘打って、個人情報をいただいても、電話で営業をかけたら取り合ってくれないなんてことは当たり前です。

さとし
最初に言った通り、名簿は数というより、名簿の取り方のほうが重要なんですよね。

『電話ができる関係性』を作っておかないと、電話勧誘なんてありえないのが今なんです。

でも、多くの電話での勧誘は、そこを無視して保有している名簿に電話をかけ続けます。

これは、やはりやり方として難しいですし、企業のイメージも損なうやり方であると思います。

しつこい『電話』への対策

しつこい『電話』への対策
さとし
皆さんのもとにも、しつこい勧誘電話がかかってきたことはありませんか?
その対策をお教えします。
お教えしますと言っても、とてもシンプルなものです。

これは基本的に、かかってくる電話を止めてほしい場合の対策です。

電話をかけるほうも『個人情報の取り扱い』に最大限の注意を払う時代です。

なので電話をかけてくるほうも、『電話をかけることの理由』があってのその行動であることが多いと思います。

それを前提にお話しします。

もし、身に覚えの無いところから電話があったなら

その場合は、『自分の個人情報をどこで得たのか』を聞いてみてください。

それを聞いても『答えない』もしくは『全く身に覚えがない』のであれば、迷わず電話を切りましょう。

そんなところの話を聞いていても、トラブルに巻き込まれるしかありません。

それでもしつこく電話があるのであれば、しかるべきところに対応してもらうのがいいでしょう。

これは本当に大事です。

変な犯罪には絶対に巻き込まれてほしくはありません。

断ってもしつこく電話をしてくるようなら

基本的に電話をかけてくるところは、お客様の同意を得ているので電話をしてきます。

なので、お客様にもその電話を同意しているという経緯があるはずです。

さとし
それでも、もう電話を止めてほしいなら、その会社の『お客様相談センター』などに電話をするのが一番手っ取り早いです。

そこに『案内を停止して電話を止めてほしい旨』を伝えると、絶対に電話はかかってこなくなると思います。

それでも電話があるのなら、もう一度『お客様相談センター』に電話をしてください。

会社内部では相当な問題になるはずなので、改善されると思います。

通常の企業であれば、こういうお客様専用の窓口を用意しています。

そこに言うのが一番早いんですね。

さとし
そもそも、そういう窓口を用意していない企業とは取引しないという事をおススメします。

まとめ

着物屋さんはやはり売上を求める為に、色んな集客方法を駆使します。

それが電話だったりするのですが…

さとし
別に着物屋さんも『嫌がる人を動員したい』とは思っていません。

なので、『そのことをしっかり伝える』とわかるはずです。

それを理解しない場合は、会社の窓口は数多く存在しますのでそこを利用するのがいいんですね。

その上で、本当に懇切丁寧に提案をしてくれる着物屋(それ以外でもそうなんですが)とは、長いお付き合いをしてみるのもいいと思いますよ。

 

それでは、よき『きもの』ライフを(^^)y