着物のレンタル【結婚式編】

着物のレンタル
さとし
さとし
私、さとし。
着物の営業・販売の仕事をしています。
この道16年、お客様とともに着物の輪を広げてきました。
今は店舗の店長をしています。

このブログでは、私の知識と経験を活かして、着物のあれこれを綴っています。

着物にはレンタルというものがあります。

特に衣装として着物を着る場合、『レンタル』は主流でもあります。

 

さとし
さとし
ちなみに私は、着物の販売をしています。『レンタル』はライバルでもあるのですが、お話ししています。

まずはレンタルの『メリット・デメリット』、『注意点』を下記のリンクにまとめているので参考にしてください。

着物のレンタルのメリットを考える【デメリットとの比較】

着物のレンタル【注意点を考える】

今回は、『着物のレンタル【結婚式編】』です。

 

『結婚式』では招くも招かれるも、やはりどういう格好でいくかは重要になるし、悩むところですよね。

そのなかで、着物は絶対に間違えることのないアイテムであったりします。

 

その結婚式での『着物のレンタル』の話をさせていただきます。

参考にしてみてください。

『一生に一回しか着ない着物』のレンタル【主役達】

まずは『嫁入り衣装』というやつです。

白無垢とか、打掛とかですよね。

芸能とかをやってない限り、これらは自分の結婚式の時にしか着ません。

 

『当家では代々、この打掛を着せて嫁に出すと決めている!』みたいな家もあるかもしれませんが、ごく少数であると思います。

 

とにかくこれらはレンタルが大多数です。

大体は、結婚披露宴のプランの中にこれらは含まれています。

ウエディングドレスと一緒に選ぶことが多いはずです。

 

新郎の和装『黒紋付・羽織・袴』も同じように、結婚式のプランに含まれているところが大多数です。

留袖のレンタル【お母さんはいつも悩んでいます】

結婚式関連でいえば、留袖のレンタルがよくあります。

両家の母親が着る黒の着物ですね。

 

これも結婚式以外で着ることがほとんどないので、今はレンタルが主流になってきています。

家紋という問題

留袖のレンタルはいいんだけど、『家紋』が違うのは問題ないのかしら…
和美さん
和美さん

こういう声はよく聞きます。

留袖には5つの『家紋』がはいっています。

『家紋』はそれぞれの家にあるんですが、レンタル留袖の場合はすでに『家紋』がはいっています。

この『家紋』が、自分の家の『家紋』でなくていいのか、という問題ですよね。

さとし
さとし
レンタル留袖には『通紋』と呼ばれる誰でも使用できる『家紋』がはいっています。

だから大丈夫です。

 

「当家ではそんな『通紋』なんて使えません」と言われる方は、そもそも留袖のレンタルは向いてません。

いちから留袖を誂えることをおススメします。

 

今の結婚式で留袖の『家紋』にそこまで注目してる人はいませんし、家の『家紋』でなくても、せっかくのお祝い事に水を差すようなことは誰も言ってきません。

言ってくる人が皆無であるとは限りません。

それでも「当家では…」という方は、やはり留袖を誂えるのがいいですよね。


留袖レンタル方法

留袖のレンタルも、結婚式のウエディングプランのセットに入っていることが多いです。

新郎新婦の衣装とともに、お父様のモーニング、お母様の留袖が一緒になっているんですよね。

ただ、全てがそうとは限りませんし、お母様以外の留袖はプランに含まれていないということもあります。

 

ただ、留袖のレンタルは『主流』と申し上げた通り、色んな所で取り扱っています。

選択肢が広いんですよね。

 

その辺もしっかり確認して、どういう風にするのかを考えるのも結婚式の醍醐味です。

結婚式は当人たちにとっては一生に一度の大イベント(なはず)、衣装のことであれこれ悩むのも、ある種の二人の共同作業です。

しっかりみんなで話しあって決めていくのが、幸せの第一歩であると思います。

参列者の着物のレンタル

結婚式の主役は『新郎・新婦』、そして両家のご両親です。

そんな主役達の着物のレンタルの話をしましたが、つぎは参列する人たちの着物です。



結婚式に参列する場合の着物は主に

①色留袖
②訪問着
③付下
④色無地

があります。

いっぱいあるので、悩む方は下記のリンクも参考にしてみて下さい。

これらの着物のレンタルも、色んな所で用意されているはずです。

自分にあった着物を用意するといいですよね。

まとめ

ということで、結婚式での着物のレンタルについてお話ししてきました。

 

『結婚式』は思い出に残る場面です。

その時に、どういう装いをしているかって重要ですよね。

 

最近はカジュアル志向な『結婚式』も増えてきています。

それでも『結婚式』で着物を着用するのは喜ばれるんですよね。

 

是非、着物を着てみてくださいね。

 

では、よき『きもの』ライフを(^^)y