着物のレンタル【子供の成長を見守る『着物の物語』】

着物のレンタル
さとし
さとし
私、さとし。
着物の営業・販売をしてます。
この道16年、お客様とともに『和』を広げてきました。
今は店舗の店長をまかされています。
このブログでは、私の知識をもとに着物のあれこれを綴っています。

着物は『レンタル』が盛んです。

衣装としての着物は、何回も着ることがないので『レンタル』するほうが便利だったりするんですよね。

 

以下のリンクに着物のレンタルの『メリット・デメリット』、『注意点』をまとめています。

着物のレンタルのメリットを考える【デメリットとの比較】

着物のレンタル【注意点を考える】

 

今回は子供にまつわる『着物のレンタル』の紹介です。

 

子供がいると、成長にあわせて家族でのお祝い事が増えますよね。

お祝い事となると、着物の存在って際立ってきます。

 

特に、『写真を撮って記録に残す』というのが子供のお祝い事ではメインだったりするので、やはり着物の活用チャンスですよね。

 

詳しくお話ししていきます。

【一覧】子供のお祝い事

20歳までを子供とした場合、それまでのお祝い行事は本当にたくさんあります。

まずは、それを一覧にしてみました。

 

かつて医療が発達してなかった時は、子供の死亡率は高いものでした。

なので、『無事に育っている』ということと、『無事に育ってほしい』との願いでの、お祝い行事(=通過儀礼)が多いんですよね。

一般的なものとして羅列しています。主題は『着物のレンタル』なので、一つ一つの行事を詳しく解説するものではありません。
地域によって、お祝いの仕方や『時期』が違ったりします。

お七夜(おしちや)

産まれた日を含めた7日目に行う、命名の行事です。

7日間無事に育ったというお祝いですが、その時は母子ともにお産直後なので、今は大々的にお祝いをするというのあまりありません。

お宮参り

産まれて1か月くらいの時に、神社にいってお祓いする行事ですよね。

この時に大体、子供が着物デビューします。

真冬や真夏の時期を避けたり、子供がある程度しっかりする3か月目くらいにお宮参りをする人も増えています。

お食い初め

生後100日前後に、「食べ物に困らないように」という願いを込めてお祝いをします。

『百日(ももか)の祝い』とも言います。

初正月

生まれて初めてのお正月をお祝う行事です。

初節句

女の子なら3月3日、男の子なら5月5日の節句のお祝いです。

これは子供が生まれたタイミングにもよります。

 

ちなみにうちの娘は、3月2日生まれで、生後一日で初節句がおとずれました。

なので、その一年後を初節句としました。

初誕生(はつたじょう)

初めての誕生日です。

お餅をついてお祝いします。

七五三

七五三は3歳と5歳と7歳の時に、子供の成長を祝う行事です。

一般的に3歳は女の子、5歳は男の子、7歳は女の子をお祝いします。

入学・卒業式

学校の入学・卒業式もお祝いの行事ですよね。

十三参り

数え年の13歳をお祝いする行事です。

小学生から中学生になる時にお祝いするのが一般的です。

成人式

20歳で成人する時のお祝いです。

子供の着物のレンタル

そんな子供の成長にまつわる、着物のレンタルをまとめてみました。

赤ちゃん着物のレンタル

『お宮参り』では、のしめと呼ばれる着物を着ます。

着るというより、掛けてあげるとの表現が正しいです。

これは写真館とかが、レンタルと写真撮影をパックにしているところが多いです。

 

それと同時に母親、もしくはおばあちゃんの着物も一緒にレンタルしてくれたりもします。

七五三のレンタル

七五三、3歳の時は女の子です。

お宮参りで使った『のしめ』を体格に合わせて仕立て、帯とか草履とかをセットします。

 

これらを揃える人もいますが、それこそ一回きりなので『レンタル』や『お下がり』が多いように思います。

『レンタル』でもそれを着てお宮を参り、その後の家族写真がセットになってることが多いです。

 

写真だけ撮るという人も多く、写真館で着物を着て写真を撮るだけというのもあります。

 

3歳の子供は、『着物を着てお宮に参って写真撮影をして…』という重労働にはあまり耐えることができません。

せっかく揃えても子供が泣きじゃくって話にならなかった、なんて話もよく聞きます。

 

女の子の場合、次は7歳です。

ちなみに7歳の時は『四ッ身』と呼ばれる着物を着ます。

 

子供の成長は早いです。

洋服でもそうですが、3歳と7歳の子供は同じサイズの着物を着れません。

0歳と3歳は兼用できるのですが、7歳は独立しています。

 

『四ッ身』をここで揃えるという事が少ないので、レンタルが圧倒的に多いです。

 

男の子の場合、七五三は5歳なのです。

『のしめ』は着れませんし(サイズ的に)、袴と羽織と小物一式が必要となります。

購入する人はあまりいなくて、『レンタル』が主流ですね。

入学・卒業式のきもの

このお祝い事は、『子供の着物』というより親(お母さん)ですよね。

訪問着・付下・色無地を着用するのが一般的です。

小学校の卒業式で、子供が袴を着るのも最近は流行っているみたいですね。

十三参りの着物

ここでは『大人サイズ』の着物を着ます。

 

それを『肩上げ・腰上げ』という簡易的な仕立てで子供にあわせてサイズの調整をします。

振袖をあわせたり、華やかな訪問着などをあわせたりします。

これも特殊なので、レンタルすることが多いですよね。

成人式の着物

成人式の着物は、『レンタル』『購入』ともに主戦場ですよね。

以下のリンクにまとめていますので、参考にしてください。

『振袖』と『袴』の着物のレンタル【成人式から卒業式まで考えて】

まとめ

ということで、子供の着物の『レンタル』をまとめてきました。

 

子供の成長は家族にとっても、かけがえのないことですよね。

その節目を、着物でお祝いするのは素敵な事ですよね。

 

こういう機会に着物を着て頂き、そして思い出をつくっていただけると嬉しく思います。

 

では、よき『きもの』ライフを(^^)y