着物の営業・販売の仕事をしています。
この道16年、お客様とともに着物の輪を広げてきました。
今は店舗の店長を任せられています。
このブログでは、私の着物の知識や営業・販売のノウハウをお話ししています。
着ることもないし、処分するのももったいない。
着物って売ることができないのかしら?
こういう『悩み』を持ったお客様がたくさんいます。
悲しい話ですが、日本の家々の箪笥には『着なくなった着物』が数多くあるんです。
『着物人口を増やす』というのが仕事の目的でもあります。
新しい着物を手に入れてもらうことも嬉しいですが、せっかく持っている着物も大切にして欲しいのが『思い』です。
ということで、この記事では以下のことを提案します。
②新しい着物の管理方法
③それでも着物がいらない場合
この記事で『着物の悩み』が減ることになれば幸いです。
目次
着物の仕分け【『いるかいらないか』をはっきりさせる】
『着物を売る』や『処分する』、そして『やはり活用する』にも、着物を整理しないと話は前に進みません。
もう『10年以上、着物を着ていないという状態』なのであれば、なおさらです。
ということで、さとしのおススメの『仕分け方法』をお話ししていきます。
着物の種類別の『仕分け方法』です。
下記に着物の種類をまとめています。
知識として参考にしてみて下さい。
フォーマル用途の『着物』を整理する
喪服
特にどうしようか悩むのが『喪服』です。
いつかあるであろう『お葬式用』に揃えた『着物』なんですが、結局着る機会がないまま置いているというのが現状です。
この状況は非常にわかります。
『喪服』ははっきり言って、売るとしてもほとんど価格が付きません。
なので『喪服』については、『確実に着る機会がない』というならば断腸の思いで『処分』か…
というところです。
留袖
留袖は着る機会が明確な『着物』です。
家族(親族)の晴れの舞台に是非、着てあげて欲しいですよね。
という声もあります。
でも安心してください。
留袖は子供たちの結婚式だけでなく、お孫さんや親族の結婚式でも着れるんです。
活用のしがいのある着物ですよね。
たまに複数の『留袖』をお持ちの方がいます。
年代に応じて『留袖』を揃えているんですよね。
そういう場合は、より使うほうを残すというのもいいかもしれません。
振袖
振袖は、古いものほど『良いもの』である傾向が高いです。
そして成人式を『振袖』で祝うことは無くなりませんし、最近は『ママ振』といって、譲られた『振袖』を着る傾向が高くなっています。
なので、大事にとっておいて欲しいんですよね。
いつかその振袖を着る人が現れた時に、仕立て直してあげるんですよね。
訪問着 付下 色無地 など
このあたりのフォーマル着物も『着る機会があるのか』というところです。
『自分で着る』か『誰かに譲る』か『売るを含めた処分』を考えてみるといいですよね。
ただ、価値のあるものは『着る価値』もあるんですよね。
カジュアル用途の『着物』を整理する
着物を着て出かけるというのは楽しいですし、最近は『和』の習い事も人気があります。
カジュアル着物は『着て楽しむ』という思いにならないと『不必要』になってしまいます。
着て楽しんでいただけると嬉しく思います。
と、まずは思いを語ったところで…
小紋
最近はアンティーク着物が大いに流行っています。
レンタルでも、人気なんですよね。
なので物によりますが、これも『買取』で価格がつく場合があります。
特に小紋は『リメイク』でも使いやすいんですよね。
大いに活用のしがいがあるのがこの小紋です。
着物を着て、そういうところに行くという計画を立ててみてはいかがでしょうか?
紬
紬はものによっては『工芸品』的な価値があるので、『買取』での価格がつく場合があります。
これも小紋と同じく、リメイクでも人気があるんですよね。
紬のベストやワンピースを着ている人をよく見かけます。
粋に着こなして人と差をつけることができるんです。
是非、着てみて下さいね!
新しい着物の管理方法【いい意味で着物を気軽に扱う】
『着物を売りたい』と考える人の多くは、『着物の管理に悩んでいる』という方でもあります。
着物は結構な重量がありますし、場所も取ります。
そして放っておいたら、汚れ等の心配もあるんですよね。
特に今の住宅事情を考えた時に、『着物の管理』はストレスになったりします。
非常によくわかります。
その為に、着物の数を減らすというのは『有効な一手』になりますよね。
だから『着物を売りたい』という思いになるんです。
なので、その根本解決になる『最近の着物の管理方法』を提案します。
着物の保管方法
『着物の保管のめんどくさい』を解決するのが下記のリンクです。
是非見てみて下さい。
そんな先入観にとらわれずに、もっと気軽に着物を扱って欲しいんですよね。
これをお教えすると、『肩の荷がおりた』と言ってくれるお客様もたくさんいるんです。
着物のたたみ方
着物を扱うについての必須項目は『着物のたたみ方』です。
これができると着物の悩みは結構解決します。
下記のリンクで、具体的に紹介していますので見てみて下さい。
着物のクリーニング
ずっとほったらかしにしている着物があるのであれば、一度クリーニングに出すことをおススメします。
以下に紹介していますので、コチラをご覧ください。
それでもいらない着物は…【出張買取業者のご紹介】
上記のサイトは今回の記事でも参考にさせて頂いております。
お家まで無料で査定してくれますし、その場で買い取ってくれるんですよね。
便利な時代になったなと思います。
「買った時の値段は何だったのか」と思うくらいの値段しかつきません。
なので、その値段を参考にしながらどうしていくのかを決めるのがいいと思います。
まとめ
ということで、『着物を売りたい』という悩みに対して、僕なりの主張を交えてお話ししてきました。
あくまでも、『着物は着て楽しんでもらいたい』という前提でのお話しでしたが、いろんな形の提案もできたのではないでしょうか。
今回の記事を参考に、いい環境で着物を楽しむことができたら嬉しく思います。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
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