着物の営業・販売をしています。
この道16年、お客様とともに『和』を広げてきました。
今は店舗の店長をしてます。
このブログでは私の知識をもとに、着物のあれこれを綴っています。
着物は『レンタル』業が盛んです。
着物は『衣装』としてのイメージが強いので、『何かの時には着たい』けど、『持つのはどうかな』と思う人が多いんですよね。
その『想い』に応えるのが『レンタル』です。
『着物レンタル』はライバルだったりするんですが、『着物を着る人を増やしたい』という信念のもとに進んでいきます。
以下のリンクは【着物レンタル『メリット・デメリット』】です。
コチラも参考にしてください。
今回は『レンタルの注意点』です。
いざレンタルする時の確認しておくべきポイントをまとめました。
レンタル着物を選ぶ時の注意点
余分な購入品はありませんか
着物をレンタルする場合、『レンタルの範囲がどこまでか』をしっかり確認しましょう。
『肌に触れるものは、お客様に用意してもらう』というところが多いようです。
多いのは足袋と肌着です。
確かに、足袋や肌着を色んな人で使い回すのは嫌ですよね。
後は、草履とバックはお客様用意というところもあります。
草履とバックは、購入するとそれなりに高いです。
そしてレンタルした後に、購入した草履とバックだけが残っても使い道がないですよね。
後は髪飾り(特に振袖の場合)です。
どちらかというと、髪飾りはヘアメイクの分野なのでレンタルが少ない傾向にあります。
これらは僕が着物屋さんをしていて、レンタルをした人が『レンタル内容に入ってない』と言われて買いに来た事例です。
レンタル業者によってまちまちだと思いますので、しっかり確認することをオススメします。
せっかくレンタルしたのに、無駄な買い物が増えるのはイヤですよね。
『着物のレンタル』をしている所は、星の数ほどあります。
じゃあ、どんなお店でレンタルをすればいいのか。
サービス
信頼度
色々あります。
でもその店(会社)の内情なんて、わかんないですよね。
これも答えがないのですが、僕のブログで『いい着物屋さんの探し方』を綴っています。
参考にしてみてください。
はれのひ問題
2018年の成人式の直前『はれのひ』という着物のレンタルの会社が、すべての約束を放棄して計画倒産(夜逃げ)しました。
とんでもない事件です。
その会社の振袖を着る予定だった新成人は、振袖を着ることができませんでした。
他にも色んな人達が、被害に遭われた人を盛り立てる企画やイベントをしたりもしました。
被害に遭われた人たちには気の毒と思うとともに、着物業界の信用を失墜させた許すことのできない事件です。
これは、人間的に問題だらけの事件であると思っています。
それ以上でも、それ以下でもありません。
ただこの事件をきっかけに、今まで以上に着物の業界を見る目は厳しくなったことは間違いないです。
着物のレンタル史を語る上でも避けては通れない事件なので、ここに綴らさせていただきます。
逆の意味では、これ以降は『レンタルの安全性』を打ち出す会社(=業者)が増えた、というのもひとつの事実です。
これからの時代は、『安心感』が絶対的に求められる時代なんですよね。
まとめ
ということで、以上の注意点を留意しながら、着物を着る機会があるなら『レンタル』を選択肢に入れるのもいいと思います。
とにかく『着物を着る人』を増やすのが、僕の目的です。
『安心・安全』のなかで、もっと着物を楽しんでいきましょう!
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
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