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・着物の営業・販売18年
・着物の店舗運営11年(店長歴)
・現在は着物の制作にたずさわっています
男性の着姿に『羽織』の存在は重要です。
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羽織のない『男性の着姿』は格好がつきません。
今回はそんな『男性着物のとって重要な羽織』の話をしていきます。
・羽織の役割
・羽織の選び方
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ぜひ、着物を始めてみましょう!
目次
男性着物にとって羽織の存在とは?【種類と役割】
![男性着物にとって羽織の存在とは?【種類と役割】](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_640,h_427/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/11/28E17E18-C8B0-4DFC-B0EA-BC7A1A584C75.jpeg)
女性の着物では、そこまで羽織の重要性は言われません。
女性の着姿は、着物と帯のコーディネートの方が目を引くからです。
対して『男性の着姿』は基本的にはシンプルなものが多いので、『着姿のシルエット』の方が重要で、その為に羽織の存在は欠かすことができません。
![さとし](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_96,h_96/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2019/11/さとし.jpg)
羽織をしてる着姿と、してない着姿を見比べてみましょう。
![着流し](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_480,h_640/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/11/A3AFA862-9907-4867-B89D-F5A2E9E09139.jpeg)
これが羽織をしていない男性の着姿です。
『着流し姿』とも言われます。
![羽織姿](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_480,h_640/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/11/F7E8318C-DC3E-4999-905A-C1B9FDC44ED6.jpeg)
同じ着物に羽織をした着姿です。
やはりグッと締まりますよね。
羽織をはおることによって、男性の着物は社交着となります。
羽織の種類
男性の着物における『上物(着物の上に羽織るもの)』は羽織だけではありません。
まずは羽織を含めた代表的な『男性着物の上にはおるもの2つ』をご紹介します。
羽織
男性着物の上物の定番は『羽織』ですよね。
『アンサンブル』と呼ばれる、着物と生地を同じくしたセットもありますし、着物と羽織を別物として作る場合もあります。
素材は多岐にわたり、薄手の生地で羽織を作る場合もあります。
より気軽に着れるんですよね。
色は様々ですが、柄は基本的には着物と同様に無地です。
陣羽織
![陣羽織](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_480,h_640/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/11/487B9FB8-95FE-44C1-BF2A-4D8E141051D4.jpeg)
陣羽織は上記の写真の様に、袖のない羽織です。
武将が鎧の上に着ていたことから『陣』羽織と呼ばれます。
![陣羽織](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_640,h_426/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/11/1FA6E117-39A1-475A-AF6E-F1BB56538CFF.jpeg)
これですね。
袖がないので羽織より気軽にはおれます。
用途もカジュアル寄りですよね。
![さとし](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_96,h_96/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2019/11/さとし.jpg)
和の雰囲気を味わうのに最適なんですよね。
羽織の役割
次は羽織の役割を見ていきます。
役割①【防寒】
当たり前ですが、羽織は着物と重ねて着るので防寒の意味があります。
ただ着物は真冬に外で着る場合には、羽織だけでは完璧に防寒できません。
衿周りと、足元の防寒対策は必須です。
![さとし](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_96,h_96/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2019/11/さとし.jpg)
覚えておいて下さい。
役割②【社交着として】
男性着物は、羽織と袴を履くことによって礼装に近づいていきます。
その最上格が『紋付羽織袴』ですよね。
![紋付羽織袴](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_640,h_427/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/11/C7C3696C-4481-4ECB-A6FE-1197564108D8.jpeg)
ここまでいくと完全にフォーマルですが、男性着物は羽織をはおることで社交着としての範囲が広がります。
『ジャケット』をはおると言うとわかりやすいですよね。
役割③【ファッションとして】
冒頭にも言った通り、男性の着姿にシルエットとしての『羽織』を欠かすことはできません。
羽織をはおることによって、『格好がつく』という言い方が一番ピンときます。
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_150,h_150/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/12/08106956-9B73-474F-AB71-3BD7AD019F0D.png)
![だるまの羽裏](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_640,h_480/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/11/13A924FA-B83D-4F91-82BF-4B9A3F54C654.png)
![富士の羽裏](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_640,h_480/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/11/A8EDBF62-8284-4AE7-9352-5E5F0A476ED0.png)
男性着物の羽織の選び方
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_640,h_427/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2020/11/A4160D97-0491-468E-A343-95323DD1AE3B.jpeg)
羽織の選び方は大きく分けて2種類あります。
『誂(あつら)えて作る』と『既製のものを買う』です。
![さとし](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_96,h_96/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2019/11/さとし.jpg)
ご注意ください。
誂えの羽織を作ろう
誂える場合は『反物』から選びます。
男性用は着物でも同じことが言えるのですが、現状『男性用の反物は数が少ない』というデメリットがあります。
着物屋さんで扱っている反物は、ほとんどが女性用に作られたものなんですよね。
ですが女性用として作られた反物も、仕立て方で『男性羽織』にすることはできます。
そのほうが『種類が豊富』なので、自分好みの羽織を作ることができるんですよね。
寸法(サイズ)の問題が出てくることがありますが、『足し布』をして仕立てることでその問題は解決します。
ちなみに陣羽織の場合には『寸法で悩む』ことはありません。
![さとし](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_96,h_96/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2019/11/さとし.jpg)
根気よく自分のお気に入りを探すのも手ですよね。
まとめ
男性着物が広まれば広まるほど、当然選択肢も広がっていきます。
そうなるように、男性着物を応援したいんですよね。
![さとし](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_96,h_96/https://ccep.jp/wp-content/uploads/2019/11/さとし.jpg)
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では、よき『きもの』ライフを(^^)y
これも羽織をファッションとしてのポイントですよね。