
着物の営業をしています。この道、15年です。
今は店舗の店長をまかされています。
今まで3店舗の着物屋の店長をしてきました。
その中でも、2店舗は新店の立ち上げです。
そんな僕の経験や知識を、このブログでは綴っています。
着物屋店長の仕事は多岐にわたります。
営業・販売のプレイヤーでもあると同時に、店舗の運営のすべてをまかされます。
いわゆる『プレイングマネージャー』ですね。

本当に大変なしごとなんですよね。
僕も、そんな中で数々の『失敗』を繰り返してきました。
結果(=売上)が出ない時なんか日常茶飯事でしたし、働いているメンバーから『総スカン』をくらったこともあります。
そんな失敗の中でも経験を積んでいくと、店舗運営の『コツ』が見えてきます。
その『コツ』を磨き上げることで、成果が徐々にでてきます。
そうして軌道に乗ると『チームワークが向上』し『仕事へのやりがい』が増え、『結果につながる』という好循環になっていきます。

以下の5点です。
→働く為の最低の安心感を
②ルールを決める
→全体周知で全員で決める
③リレーションシップを図る
→リーダーが率先する
④徹底して訓練を行う
→仕事は機械的にできるように
⑤理念と目標の共有
→誰がではなく何がで
この5つをリーダーが創り上げることで、働く組織に『安心感』と『責任感』がうまれます。
そして、仕事の基本的な行動の目安ができます。
この土台をつくらないと、組織は飛躍していかないんですよね。
『地盤が安定しないと飛び立てない』、これは原理原則です。
先ほども言いましたが、僕は『ありとあらゆる失敗を経験してきた組織のリーダー』でもあります。
その失敗のなかで、導き出した答えがこれなんですね。
説明していきます。
目次
労務環境の整備【だれもがもっている不安は早急に解決せよ】
昨今の働き方改革でもあるとおり、『労務環境の整備』は非常に大事です。

そして働く人は『この不安』を抱えながら仕事を始めます。
この不安を早急に解決することで、今度はこちらの要求を話すことができるんですよね。
まずは解決です。

「給料はらってるんだから、まずはこっちのいうコトを聞け」だけでは、人はそのポテンシャルを発揮しません。
言ってることは間違っていないのですが、『ポテンシャルを発揮させれないことが問題』なんです。
なので、『社会常識』と『会社や組織の倫理観』にあわせて、労務環境をしっかり整備することです。
この最低限の安心感を持ってもらうことが、次の仕事へのステップとなるのです。
ルールの型決め【組織のルールをつくり守らせよ】
労務管理は法律的なルールの整備です。
最低限の安心感と言いました。
これはすでに『社会的に決まっていること』の遵守ですよね。
その上で『組織のルール』作りは、組織の中での合議制で決めることが重要です。
『みんなで決めて守っていく』というルールですよね。
リーダーだけで、これを決めて与えてはいけません。

納得感がないと、従業員は仕事へのポテンシャルを上げることはできません。
あくまでも、全員でつくることが大切です。
そして『できたルールを絶対に守らせる』ということも同時に大切です。
このことが働く『安心感』そして『責任感』となり、従業員の能力の向上となります。
そんなルール作りは多岐に渡りますが、主たるものを以下に書きます。
時間のルールはしっかり決める
これはとても大事です。

『いつまでに』、これを明確にしておくことは本当に大切です。
全員で決めてみてください。
『当たり前』は人それぞれ違う
例えば、習慣の事で「風呂が先か、飯が先か」という話があります。
それぞれ、どっち派もその言い分がありますよね。
組織でこれが問題になるなら、この『当たり前を統一しておくこと』も重要なルール決めです。
ほおっておくと意外にトラブルになったりします。
ちなみにこのルール決め、どっちが先かを決めることもいいですが、『どっちでもいいというルール決め』もあるんですね。
あくまでもみんなで決めることが大切です。
その時々で決めていく
このルール決めは、1回の会議(ミーティング)で決めれるものではありません。
問題は時とともに増えてきます。
『都度、全員で話し合う』、これが重要であると思います。
リレーションシップ【コミニケーションは声かけから】
従業員同士のコミニケーションがあり、風通しのいい組織は強いですよね。
でもそれをつくり上げるのはなかなか難しいんですよね。
人には相性があるからです。
「でもこれだけ守れば大丈夫」ということがあります。
リーダーは誰よりも元気に挨拶をする
これです。
従業員は、リーダーを見ています。
不機嫌そうなリーダーを従業員は気にしてますし、従業員同士で「店長、今日は嫌なことがあったのかもしれないね」と確実に話していたりします。

「不機嫌なんてそんなことないのに…」と感じるかもしれませんが、そう思われてしまうことが問題なんですよね。
これの解決方法は、『誰よりも元気に挨拶をする』ということです。
できればオーバーリアクションで。

そして、毎日続けないと意味がありません。
途中でやめるのが一番ダメなことです。
いままでそんなことしてこなかった人も、心配はありません。
今日から始めてください。
最初はみんなびっくりするかもしれませんが、すぐに慣れていきます。
そして、もう一つは『掃除というコミニケーション』です。
以下のリンクをご参考ください。
訓練の徹底【業務の基本行動を体得することで安心感UP】
そうして働く『安心感』が出てきたら、今度は仕事の訓練度を上げていきます。
どんな仕事にも、『基本的な行動パターン』が存在します。

接客業では、『ロールプレイング』という接客練習を徹底的に行います。
この訓練度の高さが、仕事への不安を解決することにつながります。
仕事の効率がアップするんですね。
下記のリンクに『ロールプレイング』についてまとめています。
参考にしてみてください。
この見極めは難しいですが、リーダーは知っておかなければなりません。
理念と目標
自分たちの組織がどこを目指しているのか、その理念(ビジョン)と目標は最初につくっておきます。
これがないと活動ができないので、当たり前の作業なんですよね。
そして、これは『定期的に確認していくこと』が重要です。

なので求めるところは、求めないといけません。
リーダーを含めた従業員全員が理念と目標に邁進していけるようになれば、その組織は強い組織であるといえます。
最後に…『誰がではなく、何がで考える』
チームの落とし穴は、『力を持った誰かの発言力』が極端に強くなってしまう事にあります。
貢献度の高いその人の意見を退けることができなくなって、ゆがんでいくという構図ですね。
よくある事です。
歴史上の組織も、これが原因で衰退していった事実が多いにあります。

そしてリーダーはその体現者でないといけないんですね。
リーダーの役割は本当に大変ですが、この『リーダーシップを持った人』はどんな組織からも求められる『ビジネスパーソン』となるんですよね。
そんな理想のリーダーを、是非目指してみましょう。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
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