●着物のクリーニングの最短って?
洋服だったら『即日』もあるクリーニング、着物ならやはり時間がかかるものなのだろうか?
内容に入る前に、少しだけ自己紹介を…
・着物の営業・販売を18年しています
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
この記事では、以下の内容を解説します。
・なぜ着物のクリーニングが時間がかかるのか?6つの理由を詳しく解説
・最短でクリーニングをする具体的な方法
読み進めて確認してみて下さい。
着物のクリーニングを早く仕上げたい【結論4日】
その上で4日という最短を実現するとなると、下記の条件が必要不可欠です。
①4日間の営業日が続いていること
②着物のクリーニングのみをすること
→その他の染み抜きなどの加工はしない
③頼むお店や業者などとの、コミュニケーションがある
よっぽど、頼める所がないと無理ってことね。
これを理解することで、クリーニングを早く仕上げるやり方が見えてくるはずです。
着物のクリーニングが早くない6つの理由
着物のクリーニングは、一般的に『ドライクリーニング』を指します。
ドラム式洗濯機で揮発性溶剤を使い着物を洗い、そしてアイロンで仕上げるクリーニング
これは洋服でも同じで、1日でできる作業なんですよね。
その疑問を解いていきます。
着物のクリーニングの時間がかかる要因
事前の点検に時間がかかっている
着物がクリーニングの工場に届いたら、細部まで点検します。
引き合いがある
その場合は、確認のために連絡を取り合います。
多少の付随加工がはいっている
そういった場合、ある程度は手作業の工程で汚れを落としたりします。
着物のクリーニングが割高なのも、この要素があるため。
順番待ちがある
着物のクリーニングの工場は、洋服のそれと比べると圧倒的に少ないです。
需要が違うものね。
その数少ない工場で、全国の着物をクリーニングしています。
まとめて送っている
同じく着物のクリーニングの数が少ないので…
もったいつけている
着物のクリーニングは、洋服と比べると割高です。
それが定着して『着物のクリーニング=納期が長め』という図式になっている。
【4日】着物のクリーニングを最短でするために
じゃあ、最初に言ってた『最短の4日』ってどうやったら実現するの?
着物のクリーニングを早く『4日』でするフロー
まずはフローチャートをまとめてみます。
1日目
着物をクリーニングに持っていきます。
直接クリーニングの工場に着物を持って行けるなら、もっと早く着物のクリーニングは仕上がります。
その時に…
と頼んでみて下さい。
そして以下のことを依頼して下さい。
✔︎今日送って、明日着いたらすぐに作業し、明後日には送り返して下さい
2日目
着物がクリーニングをする加工先に届き、検品もそこそこに工程にはいります。
クリーニング自体は、ドラム式洗濯機に入れるだけなので時間はかかりません。
3日目
洗濯された着物が乾き、すぐにアイロン(プレス)をかけます。
次の日に着くように、早急に送り出します。
4日目
クリーニングのでき上がりを取りにいきます。
これで最短の4日で着物のクリーニングのでき上がりとなります。
着物のクリーニングを早くするポイント
上記の行動を成り立たせるためのポイントをまとめます。
①4日間の営業日が続いていること
②着物のクリーニングのみをすること
→その他の染み抜きなどの加工はしない
③頼むお店や業者などとのコミュニケーションがあるということ
月曜日か火曜日に持っていく
あわせてクリーニングに持っていく日も、その日の発送に間に合うように早めに持っていくことも覚えておいて下さい。
ドライクリーニングのみを依頼する
着物のクリーニングには『付随加工』がたくさんあります。
最短の場合、『ドライクリーニングのみ』です。
何度も急ぎであることを伝えて納得してもらう
それを押して頼むには、信頼関係がない無理なんですよね。
まとめと関連
ただ最短の方法を知っておくと、急いで欲しい時に役に立つ情報になります。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
少し極端になるかもしれませんが、着物のクリーニングの中身を理解してもらう取り組みになります。