●着物にガード加工って必要なの?
●ガード加工のデメリットってあるの?
ガード加工はオススメの加工です。
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…
・着物の営業・販売の仕事を19年
・店舗運営11年(店長歴)
・現在は独立して、着物の制作にたずさわっています。
以下の項目を徹底解説します。
・ガード加工の効果と弱点
・ガード加工の値段
・ガード加工には違いがあるのか?
・自分でもできるガード加工
目次
着物へのガード加工【概要】
ガード加工とは、撥水・撥油加工でフッ素系樹脂で着物をコーティングする加工です。
専門の業者に頼むことが主ですが、自分でもできます(※後述)。
着物へのガード加工【効果と弱点】
そんな『ガード加工』の効果とその弱点を考えていきます。
ガード加工の効果
ガード加工を施した生地には、水滴は染み込まずに上にのります。
これによって…
・流れる汗から着物を守る
・泥跳ねから着物を守る
・着物が汚れにくく、汚れても落としやすくなる
ガード加工によって生地が目詰まりするわけではないので、風合いも変わりませんし通気性も損なわれません。
ガード加工の弱点
弱点としては…
・『熱湯』『洗剤』などの浸透性があるものは防げない
・摩擦に弱い
などです。
ガード加工も万能ではない【弱点】
着物を着て汗で蒸れると、ガード加工をしていても蒸気を吸い込んでしまいます。
絹素材の着物は湿気が大敵で、水分によって縮む恐れがあります。
・着物を着た後は『陰干し』して湿気を飛ばす
・クリーニングに出す
こういったところです。
熱湯と洗剤には弱い【弱点】
温度が高い状態では、ガード加工はその効果を発揮しません。
同じく、クリーニングなどをして『洗剤の残留物』が残ると、効果は失われます。
摩擦に弱い【弱点】
ガード加工は摩擦に弱く、生地を擦ることは厳禁です。
ガード加工の効果を弱めて、『汚れ』を浸透させることになります。
『スレ』にもなるので、絶対にNGです。
着物へのガード加工【値段】
→5000円〜10000円くらい
・仕立て上がった着物にガード加工をする
→10000円〜15000円くらい
ただ、少し割高になります。
裏地などにもガード加工の効果が現れます。
仕立て上がっている着物にガード加工をする時の注意点
着物へのガード加工【違い】
全て汚れをはじく撥水加工を指します。
ガード加工の名称集
ガード加工にはいろんな名前があり、業者や店舗によって様々です。
・ハジック加工
・スコッチガード
・はればれ加工
加工をした着物は5年間、クリーニングを無料で受け付けてくれるとかです。
そういったサービスも含めて名称を独自につけていたりするんですよね。
気軽にできるガード加工
使い方は簡単で、ガード加工したい部分にスプレーをするだけです。
ぜひ、一度使ってみて下さい。
よかったら見てみて下さい。
まとめ
✔︎ガード加工とは撥水加工
✔︎ガード加工をすると、水汚れから着物を守れる
✔︎ガード加工によって、着物の風合いが変わることはない
✔︎ガード加工は、高温・摩擦などで効果が落ちる
✔︎ガード加工は10000円くらい
✔︎ガード加工には様々な名前があるが、同じ加工です
✔︎ガード加工は自分でもできます
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
現代の住宅事情にも合わせた着物の保管の便利アイテムを紹介しています。
コチラも合わせて参考にしてみて下さい。
この記事では、そんなガード加工の全てに言及していく取り組みです。