僕にもあった就職活動【経験値としての仕事選び】

仕事の心得
さとし
さとし
私、さとし。着物業界15年目です。

大学を卒業してずっとこの業界で働いています。

入社2年目の時に務めていた会社(着物業界)が倒産しましたが、その後に先輩方の着物の新規事業の立ち上げに誘われて参加しています。

そしてずっと、ずっ〜と現場でお客様と接する営業・販売をしています。

店長になったのは27歳の時です。

同期と比べると随分早く店長になりましたが、その分多くの挫折も味わいました。

それはそれで、今となってはいい思い出です。

そんな僕も、15年以上前に『就職活動』をしました。

その結果、この着物業界に入って仕事をしています。

 

今回はその『就職活動』を、思い返してお話したいと思います。

僕が、着物屋に就職した理由

『着物屋に就職した理由(ワケ)』、このことはよく聞かれます。

就職するきっかけがわからない業界だからかもしれません。

 

どうして、着物の仕事をしようと思ったのか?

よく家業が着物を扱っているのかとか聞かれます。

着物の勉強をしていたのかと聞かれます。

 

どちらも不正解です。

 

答えるなら、『就職活動の中で一番最初に内定をもらったから』です。

22歳の大学生の僕に、将来設計なんかありませんでしたし、したいこともありませんでした。

 

何も考えなかった自分にも責任があると思います。

他責化が許されるなら、日本の教育のせいにします。

日本の教育は勉強はそれなりに教えてくれますが、社会でどう生きぬくかは教えてくれないんですね。

まあ、教える側の先生が『それ以外の経験』がないので仕方がないのかもしれません。

 

ともあれ僕はなんとなく、着物の業界に入りました。

 

それから15年、自分から仕事は辞めたことはありません。

辞めたいと思ったことは1000回くらいありますけどね(いや、もっとかな)。

 

長く続けることがすべてではありませんが、長く続けていくことでわかることはたくさんあります。

『継続する』ことは大事であると確信しています。

今、就職活動中のあなたへ『人生は思ったより長い』

『自分が何をしたいのかわからない』と不安なあなたへ…

 

安心してください。

それをわかっている人はほとんどいません。

 

20歳前後で自分のしたいことと、それが社会にどう影響を及ぼすか把握した上で、就職活動をしている人はすごい人です。

そんな人に、僕が何かを申し上げることはありません。

 

ただ人生100年時代、働く期間もどんどん長くなっています。

そんな中で、1つのこと(仕事)で人生をまっとうするのは、相当困難であると思います。

 

例えば、野球界の話をします。

プロに入って体力の限界まで野球をし、その後は指導者となり野球の殿堂にはいり、最後はご意見番として野球人生をまっとうする。

いないわけではないですが、プロに入った人間の中でもそれは1%くらい人ですし、野球人口全体で考えるとものすごい希少性です。

 

ひとつのことで生き抜くというのは、やはり難しいですよね。

人生100年時代【コツコツと経験を積み上げる】

キャリア(経験)は、複数を積み上げてもいいし、そうあるべきです。

複数のキャリアを持つことで、人生を生き抜くリスクを分散できるんです。

 

時代は人生80年から、100年になってきました。

だから成人式も20年くらい後に遅らせて、40歳で成人式という感覚でいいんですね。

 

そこまでに『社会に通用する生き方と稼ぎ方』を習得する。

なので就職活動は深く考えずに、なんかいいなぁくらいで選んでもいいんです。

 

どんな業界でもしっかり働けばスキルは磨かれます。そのスキルの習得の方が大事ですね。

 

働きたくなかったら働かなくてもいいです。

勉強したり、諸国を放浪するのもいいでしょう。

 

ただ贅沢は出来ません。

お金をもらうという事は社会に貢献しているということです。

貢献準備中の人にお金は回ってきません。

 

それを踏まえて自分探しするのはいいことです。

 

どうあれ『その道』にはいったら全力で頑張ることをおススメします。

全力で頑張り切ったその経験は、あなたを絶対に裏切りません。

 

そのなかで、僕のような『営業職』という働き方の選択肢もあります。

その道で、経験を積み上げるというのもいいんですよね。

必ず『自分の人生につながる経験値』になるはずです。

最後に

今回は自分の体験を通して、偉そうにも『就職活動での心得』を話しています。

 

今回のブログが、あなたの就職活動の一つの参考になれば嬉しく思います。

また、着物の業界を目指している人がいれば、僕的に着物業界はおススメです。

『営業』の真骨頂を学ぶことができるからです。

 

一つの選択肢として着物業界も考えてみてください。

 

そうなった場合、またどこかで会えるのを楽しみにしています(笑)

 

では、よき『きもの』ライフを(^^)y