
着物の営業・販売をしています。
大学を卒業して15年、ずっとこの業界でお客様とともに着物の輪を広げてきました。
今は、店舗の店長をまかされています。
商売の本質は『安く仕入れて高く売る』です。
間違いないですよね。
この差額が粗利益で、ここから経費を差し引いたのが『利益』となるんですよね。
利益を出す(=儲ける)ことは、何よりも重要です。
『利益』がないと、企業だろうが店だろうが、存在していくことができないからです。
なぜかこの部分に目をそらす人も多くいます。
なんでだろう。

こういう感覚なんだと思います。
実際に、こういうことをよく新入社員に言われたりします。
「商売の道を進みながら、なに言ってんの」という感覚ですが、その思いには寄り添わなければなりません。
この思いに対する解決方法は

つまり『お客様の喜び』→『利益』ではなくて、『利益』→『お客様の喜び』という考え方にする。
これだと思います。
『利益』について考えていきましょう。
目次
利益を求める理由【利益を最初に考えてみる】
どうして利益(儲け)を出さないといけないのか、こんな視点で考えてみるといいかもしれません。
雇用を守る
利益がないと雇用が守れません。
そうですよね。
従業員を雇う為には、お金を支払わないといけないんですよね。
利益から目を背ける人は、自分を守ることができていないと言えます。
そして、従業員がいなくなればサービスは届けることができないので、お客様が離れていくことになるんですよね。
お客様の為にも、雇用は守らないといけないんです。
社会に貢献する
社会に貢献する手段は色々ありますが、一番手っ取り早いのは『税金』を納めるという事です。
その為に重要な事は、やはり利益を出すことなんですよね。
企業は利益をだすと、その利益のなかから『税金(法人税)』を納めます。
その額が多いほど、社会貢献になるんですよね。
壮大に感じるかもしれませんが、社会の事を考えるから私たちは『社会人』と言われるんですよね。
このことは重要で、これをしっかり考えられる人が『大人』であると言えます。
お客様満足の向上
お客様は、長い関係を求めているものです。
気に入ったサービスや商品があれば、次もそれを利用したいと思いますよね。
でも、利益を出さないとそれは実現しません。
こう考えると、利益は企業がお客様から『搾取』しているという構図ではなくて、持ちつ持たれつのイメージになってくるんですよね。
これがわかると、『商売のうさん臭さ』が晴れてくるのではないでしょうか。
利益の公式【利益の中身を考えてみる】
では利益を出すためにはどうしたらいいのか。
以下の公式を考えるといいと思います。
利益=(客数×客単価)-経費
客数に客単価をかけたら売上です。
そしてつかったお金(経費)を引いたらそれが利益です。
以下にまとめ、そして説明します。
客単価=満足のバロメーター
経費=企業努力のバロメーター
【客数】人気のバロメーター
客数というのは、人がどれだけ集まるかです。
それって人気度ですよね。
よく『人気=才能』と思われるんですよね。
芸能人をイメージするからです。
でも違います。
人気は才能ではなく、一朝一夕に出るものでもありません。
継続と信頼が人気をつくっていきます。
『誠実』の『継続』です。
つまり『安心感』です。
【客単価】満足のバロメーター
お客様が一回の買い物で使うお金を、客単価といいます。
この金額が多いほど利益が出ます。
お客様の『サービスや商品に対しての満足度』が、客単価に比例します。
では、その満足を上げる為にはどうしたらいいか。
キーワードは『感動』です。
『感動の5条件』というのがあります。
下記のリンクを参考にしてください。
【経費】企業努力のバロメーター
経費は減らすほど、利益が増えてきます。
ごく自然な話ですよね。
どうやって経費を減らすか、これは『努力』なんです。
過剰な『我慢』になってはいけないかもしれませんが、一つ一つの行動を見直すのが肝心です。
この努力の結果、利益が増えるのです。
まとめ
利益の本質を考えていきました。
すごく難しい話なのですが、働いていく上で重要な話でもあるのではないかと思います。
この利益の話は、家計の話とも置き換えてもいいと思います。
人生設計の基本として考えてくれてもいいと思います。
利益を考えるのは、それだけ重要なことなんです。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
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