●成人の日以外に成人式をするところってあるの?
●成人式に着る振袖の選び方って?
成人式は『着物にとっても』、一大イベントです。
内容に入る前に、少しだけ自己紹介を…
・着物の営業・販売を18年しています
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
この記事では、以下の3点の内容について解説していきます。
・成人年齢に引き下げでも成人式の年齢は変わらない理由
・振袖の失敗しない選び方は方針を決めること
成人式をいずれ迎える人や、その親族にとって重要な内容です。
読み進めて確認しておいて下さい。
目次
【着物の種類】どうなる?成人式〜行われる時期〜
【地域差有り】成人式っていつやるの?
成人の日はそう決まりましたが、成人式はその日にするとは限りません。
なのでその日程は、地域のよってまちまちという表現が一番正しいのです。
成人の日に成人式を行うと、以下のような問題が出てきます。
②豪雪地の場合、交通状況に問題があったり、せっかくの晴れ着を着ても汚れてしまう
では、成人式の開催日はいつなのか?
以下のような事例を紹介していきます。
成人式の日程にまつわる事情を窺い知ることができます。
成人の日(もしくは前日)に成人式を行う(1月の第2月曜日・その前の日曜日)
ただ、こんな事例もあります。
②自治体としても、隣接し合うのであれば、日程を分けた方が効率的
こういった思惑がはたらき、成人式の日程が微妙にずれるんですよね。
1月4日~15日の間に成人式を行う
地方ほど、成人式の開催が早めのところが多いものです。
夏に行う成人式
1月初旬は『雪の問題で地元に戻るのが大変』という新成人に最大限に配慮した決断です。
浴衣は着物のTPOだと、湯上がり着(いわゆる『パジャマ』)ですが、今は着物っぽくゆ浴衣を着る人が増えてきているのも事実です。
着物の世界はそれだけ自由になっているんですよね。
まとめ
その地域の特性にあわせて、決めているのが成人式なんですよね。
つまり、『自治体に成人式開催の決定権がある』わけで、その地域の意見が重要視されるということなんです。
その波が広がれば、成人式はもっと変わっていくかもしれません。
【着物の種類】どうなる?成人式〜年齢引き下げ問題〜
令和4年(2022年)4月1日より、民法の改正により成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。
これに対する答えは…
です。
そして多くの自治体が『成人年齢の引き下げ以降も、開催年齢は20歳のまま』と発表しています。
【持論】成人式を18歳でする問題点
①受験のラストスパートで成人式をしている場合ではない
②就職する子も、就職活動に影響を及ぼす可能性がある
③高校卒業後は経済的にも大変、成人式の準備どころではない
年齢も『開催しやすい時』を選ぶんですよね。
【着物の種類】どうする?成人式〜振袖の選び方〜
ただそんな振袖、どうやって選んで揃えるかは悩みの種でもあります。
主な振袖の選び方を、以下でまとめました。
②レンタルする【全体の4割】
③親族の振袖を着用する【全体の4割】
この選び方のどれを選択するか、これをまずは家族で話し合うことが重要です。
当然、それぞれにメリットとデメリットがあります。
まとめ
✔︎成人式をする日程は地域によって違う
✔︎成人式を行う年齢は現状の20歳のまま変化しない
✔︎成人式に着る振袖の選び方は家族で方針を決めること
成人式(成人の日)は、日本の祝日にもなっている人生一度の節目です。
それを正しくすることは、大人になる日本人にとって必要不可欠なことだと考えています。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
そして、お年頃のお嬢様やご両親にとっても、成人式は一つの節目として色んな思いがあるものです。
この記事は、そんな成人式の基礎知識と、振袖を中心とした着物の世界を考えていきます。