【19枚の写真で解説】着物の種類の見分け方

着物の知識
着物好き女子
着物の種類って見分け方が難しいのよね。
それがわからないと『着物のTPO』もわからなくて困るんです。
さとし
着物はその形状は基本的に同じです。
なので種類ごとの見分け方としては、『柄の配置』『柄の分量』『色』『紋』『素材』などで判断していくんですよね。
なので、慣れるまでは見分けは難しいんですが、慣れてしまうと簡単に見分けれるようになります。
この記事では、そんな着物の種類の見分け方を、写真を交えて解説していきます。

内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…

さとし
私、さとし。
・着物の営業・販売を17年しています。
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は独立し、着物の制作にたずさわりながら、全国各地で着物の提案活動をしております。

この記事では、『着物の種類の見分け方』と『上物(着物の上に着るもの)の見分け方』を、17枚の写真を使って解説していきます。

さとし
着物を見た時に『パッとわかる見分け方』に重視して話を進めていきます。

着物の種類の見分け方

着物の種類の見分け方
黒紋付(喪服)
黒留袖
色留袖
振袖
訪問着
付下
小紋
さとし
これらが、今回見分けていく着物の種類になります。
わかりやすいように、黒紋付(喪服)を起点に見分けていきましょう。

黒紋付(喪服)の見分け方

黒紋付

こちらが黒紋付です。

黒紋付黒門月紋

ポイントは黒一色であることと、『紋』が5つあることです。

着物好き女子
これは簡単ね。
さとし
シンプルですが、最も格が高い着物とされています。

黒留袖の見分け方

黒留袖の見分け方

続いてが黒留袖です。

裾(下半身)に柄があります。

そして黒紋付(喪服)と同様に、『紋』が5つあります。

着物好き女子
これもわかったわ!
柄があって豪華なイメージになったわね。
さとし
黒留袖はミセスの第一礼装で、主に結婚式で着られますよね。

色留袖の見分け方

色留袖の見分け方

黒以外の留袖が色留袖になります。

黒留袖より一格下がるとされています。

見分け方は、留袖で『黒か黒ではないか』ですね。

さとし
黒留袖よりは一格下がりますが、ミセスの第一礼装になります。

訪問着の見分け方

訪問着

訪問着は留袖と違って、上半身にも柄がきます。

着物好きマダム
上半身にも柄がくることによって、より華やかなイメージになるわね。
さとし
訪問着は略礼装と呼ばれ、フォーマルの席で着用します。

振袖の見分け方

風呂袖の見分け方

振袖は訪問着と柄の配置は一緒です。

特徴はなんと言ってもその袖の長さで、これで見分けることができます。

着物好きマダム
着物の中で一番豪華と言えるのが振袖よね。
さとし
振袖は、ミス(未婚)の女性の第一礼装になります。

付下の見分け方

付下の見分け方

付下の見分け方は非常に微妙です。

現在の付下の見分け方は『訪問着と比べて柄が少ない』くらいしかありません。

さとし
仕立てる前(販売されている状態)が反物であれば付下、仮絵羽(仮仕立て状態)なら訪問着という見分け方もありますが、仕立て上がっている状態であればそれはわからないんですよね。

下の写真は付下と訪問着の柄の多さの比較です。

付下と訪問着の比較
着物好き女子
確かに付下の方が柄は少ないけど、付下だけ見せられたら、明確にどちらとは言えないわよね。
さとし
そういう微妙な見分け方になるのが、この付下なんですよね。
用途としても訪問着より一格下がるということなんですが、実質的には同じような使われ方をされているんです。

色無地の見分け方

色無地の見分け方

色無地の見分け方は簡単です。

さとし
柄が無いから色無地です。
色は様々ですが、地柄(生地の柄)があるものもあります。
着物好きマダム
帯次第で、フォーマル・カジュアル問わずに使えるのが魅力よね。
困った時の色無地というくらい、着やすい着物なのよね。

小紋の見分け方

小紋の見分け方

小紋は全体的に柄が均等にあるのが特徴です。

小紋と留袖

小紋は反物の継ぎ目で柄が途切れますが、留袖や訪問着などのフォーマル着物は柄が繋がっています。

着物好きマダム
小紋はカジュアルの着物になるので、色んなイメージがあるわよね。

着物の上物の種類の見分け方

着物の上物の種類の見分け方

着物の上物(着物の上にはおるもの)には基本的な3種類があります。

●道中着(どうちゅうぎ)
●道行(みちゆき)
●羽織(はおり)

この3種類の見分け方を見ていきましょう。

さとし
見分け方は衿の形です。
写真で比較していきましょう。

道中着(どうちゅうぎ)の見分け方

道中着の見分け方

これが道中着コートともいわれるパターンの上物になります。

衿が着物の衿に沿うようになっています。

道行(みちゆき)の見分け方

道行コートの見分け方

これが道行コートともいわれるパターンの上物になります。

衿が四角形になっているのが特徴です。

羽織(はおり)の見分け方

羽織の見分け方

これが羽織といわれるパターンの上物になります。

前が空いて帯が見えるのが特徴になりますよね。

まとめ

ということで着物の種類についてまとめてきました。

着物好き女子
結構細かく種類が分類されている印象よね。
どうしてそうなっているのかしら?
さとし
それは、着る機会(TPO)が多岐にわたるということもありますが、種類が多くなると商売がしやすくなるという側面もあるんですよね。
これは着物に限らずの話ですが、いわゆる『アイテムが増える』と揃える理由ができるということなんです。
これは『商売人のしたたかさ』とも言えますし、『生き残りをかけた戦略』でもありますし、『作り手の努力』とも言えるんです。
ただ、それを見分けることができる情報が少ないというのは問題なんですよね。

なので、この記事を使って欲しいんですよね。

そうすることで、無駄なくそして楽しく着物を楽しむことができるんです。

では、よき『きもの』ライフを(^^)y