

①着物を着るための必要なもの
②その用途
③値段
を一覧にしてまとめて解説していきます。
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…

・着物の営業・販売の仕事を17年
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています
この記事で紹介する物の一覧が下記になります。
②袋帯(名古屋帯)
③長襦袢
④帯締
⑤帯揚
⑥腰紐3本
⑦伊達締め2本
⑧帯板
⑨帯枕
⑩コーリンベルト2本
⑪衿芯
⑫肌着(※肌着と裾除け)
⑬足袋
⑭タオル3枚
⑮草履
⑯半衿
※着物の種類やTPO、そして人によっては必要なもの
②後ろ板
③重ね衿
④和装ブラジャー
⑤和装ストッキング
⑥和装バック
⑦着物収納バック

そのあたりも、解説していきます。
さらにおおよその価格も示しておきます。(さとし調べです)
この記事を読むことで、着物を着る為に必要なものが全てわかるでしょう。
目次
- 1 着物を着るのに必要な小物の種類【一覧】
- 1.1 着物【価格:ものによってまちまち】
- 1.2 袋帯(名古屋帯)【価格:ものによってまちまち】
- 1.3 長襦袢【価格:正絹は幅広いが、二部式襦袢は2500円~】
- 1.4 帯締【価格:2000円~ 正絹のものは高い】
- 1.5 帯揚【価格:2000円~ 正絹のものは高い】
- 1.6 腰紐【価格:モスなら3本500円~ 正絹で1本1000円~】
- 1.7 伊達締め【価格:ゴムのものは1000円~ 正絹なら2500円~】
- 1.8 帯板【価格 500円~5000円】
- 1.9 帯枕【価格 500円~】
- 1.10 コーリンベルト【価格 1000円~】
- 1.11 衿芯【価格 2つで200円~】
- 1.12 肌着【価格 1000円~】
- 1.13 足袋【価格 500円~4000円】
- 1.14 タオル【価格 お家にあるもので】
- 1.15 草履【価格 3000円~ 本格的なものは10万円以上も…】
- 1.16 半衿【価格 300円~】
- 2 着物の種類やTPO・そして人によっては必要な小物
- 3 まとめ
着物を着るのに必要な小物の種類【一覧】

それでは一覧で説明していきます。
着物【価格:ものによってまちまち】
まずはメインとなる着物が必要ですよね。

袋帯(名古屋帯)【価格:ものによってまちまち】
『袋帯』と『名古屋帯』の違いは、フォーマル感です。
『袋帯』のほうがフォーマル用途が強いと言えます。
帯は他にも『半幅帯』というものもありますが、これはカジュアルです。
『半幅帯』をする場合は『この一覧の中で必要のないもの』が出てきます。
『カジュアルな簡易的な帯』と覚えるといいと思います。
長襦袢【価格:正絹は幅広いが、二部式襦袢は2500円~】
着物の下に着るのが『長襦袢』です。
単に『襦袢』という場合もあります。
上と下がセパレートに分かれている『二部式襦袢』と呼ばれるものもあります。
帯締【価格:2000円~ 正絹のものは高い】
※『帯〆』『帯しめ』『帯締め』等の表記があります。

帯を支える、ベルトの代わりをするものです。
袋帯や名古屋帯で『お太鼓結び』をする時には必ず必要となります。
次の『帯揚』と一対で考えて下さい。
帯揚【価格:2000円~ 正絹のものは高い】
※『帯揚げ』『帯あげ』等の表記があります。

帯の『お太鼓結び』の上部を支える為のものです。
『帯締』と同様にこれが無いと『お太鼓結び』はできません。
『帯締』と一対で考えて下さい。
腰紐【価格:モスなら3本500円~ 正絹で1本1000円~】

着物と長襦袢を着る時にしめるものです。
これには色んな種類があります。
・正絹素材のもの
・ゴムベルトタイプのもの
しめやすさと価格の違いがあり、その人に合ったものを選ぶのですが、安いものでも『着物』が着れないなんてことはありません。
3本は必要になります。
伊達締め【価格:ゴムのものは1000円~ 正絹なら2500円~】

これも、着物と長襦袢をしめるのに使います。
帯の変わりという意味で『伊達』です。
種類がいっぱいあります。
ゴムになっているものもあれば、正絹のものもあります。
価格は正絹のほうが高いです。
帯板【価格 500円~5000円】

帯を締める時の土台となるのがこの『帯板』です。
それこそ種類がたくさんあります。
礼装用・喪服用・ゴムがついているもの・筒状になるもの等々です。
帯枕【価格 500円~】

袋帯や名古屋帯で『お太鼓結び』をする時に、帯を持ち上げる為に使います。
この上に『帯揚』を被せてセットになります。
種類(枕の大きさと色)は様々です。
紐がついているものが使いやすいです。
コーリンベルト【価格 1000円~】

着物と長襦袢の衿を綺麗に見せる為に使います。
これの種類は『サイズと色』です。
着物に1本、長襦袢に1本使います。
衿芯【価格 2つで200円~】

着物の衿の中に入れます。
『衿芯』をいれることで、衿がしっかりします。
メッシュタイプのものもありますが、いずれも安価です。
肌着【価格 1000円~】

長襦袢のさらに下に着る肌着です。
上下が分かれているものは『上が肌着』『下が裾除け』です。
一体になっているものが『和装スリップ』といったりします。
この違いを一概に説明するのは難しいですが、着付けをする場合はどちらでも大丈夫です。
足袋【価格 500円~4000円】

『足袋』は見える部分なので、種類はたくさんあります。
色は基本は白ですが、カジュアルでは『柄の足袋』もあります。
『コハゼ』という足首の留め金があるものが正式で、4枚コハゼより、5枚コハゼのほうが格が高いとされています。
靴下のように、留め金がないものも最近は増えてきています。
楽にはけるので人気なんですよね。
タオル【価格 お家にあるもので】

着付け時に補正に使います。
女性は胸があるので、みぞおちにタオルをかまして補正します。
普通のタオルを使います。
3枚あると安心です。
草履【価格 3000円~ 本格的なものは10万円以上も…】

草履も見える部分なので、種類はたくさんあります。
フォーマル、カジュアルと多岐に渡ります。
半衿【価格 300円~】

長襦袢に縫い付けて使います。
白が基本ですが、白ベースに刺繍のついたものや色があるもの、そして柄があるものと多岐に渡ります。
安いものは安いですが、手の込んだものが10000円以上するものもあります。
衿は汚れやすいです。
着物の種類やTPO・そして人によっては必要な小物

こちらからは、時と場合に必要になってくる小物になります。
三重紐(さんじゅうひも)【価格500円~】
※『トリプル紐』『トリプル仮紐』という表記もあります。

振袖の帯結びの時の豪華な飾り結びをする時に使います。
後ろ板【価格 800円~】

振袖の帯結びは、後ろで大きく飾り結びをするので、それを支える土台として使います。
『前板』と見た目がほとんど変わりませんが、『後ろ板』のほうが若干縦に太めです。
重ね衿【価格 2000円~数万円】
※『伊達衿』とも表記されたりします。

着物と半衿の間に挟むようにして使います。
十二単(じゅうにひとえ)の名残があり、着物の衿は重ねるほうが豪華で『フォーマル』になります。
カジュアル要素でも使います。
コーディネート用の小物ですよね。
和装ブラジャー【価格 3000円~】

補正に使います。
着物を綺麗に着る為には、胸は押さえつけたほうがいいのでそういう形状になっています。
和装ストッキング【価格 500円~】

足袋をはくので通常のストッキングは使えません。
足首まであるストッキングです。
着物は冬に着るとスカートと一緒で、下から空気が入ってくるので寒く、そういった時の為に使います。
和装バック【価格 ものによってまちまち】

これはいろんなものがあります。
フォーマル用のものは『草履』とセットになっていることが多いです。
着物収納バック
着物を持ち運ぶためのバックです。
上記のすべてを収納できるバックがあります。
出先で着物を着る場合は必須のアイテムです。
まとめ
ということで、着物を着るのに必要な一式をまとめてきました。
この記事にあるものを用意すれば、着物を着ることができるようになるでしょう。
何かの時に、この記事を振り返ってみて活用して下さい。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
どういう風に使うのかも知りたいし、値段もわかればありがたいのよね。