【一目瞭然】着物の種類を24枚の画像で解説

着物の知識
着物好き女子
着物の種類を画像で紹介してくれるとわかりやすりわよね。
一目瞭然でわかれば、着物の種類を知りたい時にすごく役立つわよね。
さとし
ということで、この記事では24枚の写真を使って、着物の種類がわかるようにしていこうという試みです。
それぞれの着物の説明もつけて展開していきます。

内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…

さとし
私、さとし。
・着物の営業・販売を17年しています。
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は独立し、着物の制作にたずさわりながら、全国各地で着物の提案活動をしております。

この記事では以下の順番で、着物の種類を画像付きで解説していきます。

・黒紋付(喪服)
・黒留袖
・色留袖
・振袖
・訪問着
・付下
・色無地
・小紋
・紬
・袋帯
・名古屋帯
・半幅帯
・道中着
・道行
・羽織

この記事を読むことで、おおよその着物の種類がイメージとともにわかります。

読み進めてみて下さい。

【画像】着物の種類

【画像】着物の種類

それでは着物の種類をご紹介していきます。

黒紋付(くろもんつき)

黒紋付とは最も格の高い礼装の着物になります。

その格の高さから、主な用途は不祝儀(お葬式やお通夜)に着ることが多く、『喪服(もふく)』とも呼ばれる着物です。

さとし
ただ、黒紋付は最礼装の着物で、金銀(フォーマル)の帯を締めればお祝いの席などにも着ることのできる着物になります。
着物好きマダム
でもそういう使い方で着ることはほとんどないわよね。
最も失敗できない『不祝儀』という席で着ることが一般的だわ。
黒紋付 全体

コチラが黒紋付の全体像になり、黒一色で柄はありません。

背中、両肩、両袖裏の五箇所に、紋を入れます。

黒紋付 紋

上記の写真は左肩の紋です。

右にも同じように紋がつきます。

黒紋付 夏冬比較
さとし
不祝儀はいつ起こるかわからないので。黒紋付は『夏用と冬用』を両方揃えることが一般的だったりもします。

黒留袖(くろとめそで)

黒留袖

黒留袖はミセス(既婚)の女性の第一礼装と言われている着物になります。

式と名のつく席(お葬式以外)では、どんな用途でも着ることができますが、『結婚式』で親族が着る着物として一般的に考えられています。

着物好きマダム
というより、大体は両家の母親ぐらいよね。
留袖を着るのは。
留袖 着姿

柄は裾(下半身)のみに絵羽状に描かれます。

上半身は黒紋付と同様に、5つの紋が入っています。

色留袖(いろとめそで)

色留袖は黒以外の色の留袖になります。

色留袖

色留袖も黒留袖と同様にミセス(既婚)の第一礼装になりますが、黒より一格下がるとされています。

色留袖 着姿
着物好きマダム
色留袖って最近はなかなか見かけなくなったわよね。

振袖(ふりそで)

振袖

振袖は留袖と対照的にミス(未婚)の女性の第一礼装になります。

さとし
振袖といえば『成人式』ですが、それ以外の式と名のつく『結婚式』や『卒業式』でもよく着られる着物ですよね。
振袖②

柄は裾から上半身にかけて、豪華に絵羽模様で描かれています。

そして最大の特徴はその袖の長さになります。

着物の中でも最も豪華な振袖は、着物の女王と言ってもいいのかもしれません。

訪問着(ほうもんぎ)

訪問着全体

訪問着はミス(未婚)ミセス(既婚)問わずに着ることができる礼装の着物です。

上述した、留袖や振袖に次ぐ格とされています。

さとし
種類や用途も多岐にわたり、フォーマルに呼ばれた席で着用しやすい着物になります。
訪問着2

柄付は、振袖と同様に上半身にも及ぶ絵羽模様になります。

柄の配分や色によって、場面に合わせて着たりもします。

付下(つけさげ)

付下

付下は略礼装とされる着物の種類になります。

さとし
訪問着よりカジュアルダウンした着物ということで、おしゃれにも着ることのできる着物として重宝されています。
付下の着姿

付下と訪問着の違いを説明するのは難しく、付下の方が柄が少ないということや、付下は反物の状態で販売されている(仕立て上がると同じだが)ということとなっています。

付下 反物

上記の写真は柄が反物を跨いでいない付下になります。

本来はこういったものを付下と呼んでいましたが、上述の通りその傾向も無くなってきているのが現状になります。

色無地(いろむじ)

色無地は万能系の着物で、読んで字のごとく『無地』の着物になります。

さとし
無地なので、帯次第で用途を幅広く使うことができる着物になります。
紋を入れることによって、格が大きく上がります。

染めは一色の無地ですが、地柄によってはカジュアル要素が強いものもあり、こういった色無地を『無地小紋』と呼んだりもします。

小紋(こもん)

小紋 全体

小紋はカジュアル用途に使う着物になります。

さとし
基本的に全体に均等に柄がある総柄になりますが、小紋の様式も非常に多岐にわたります。
小紋2

よりカジュアル要素が強い小紋もあれば、帯次第でフォーマル色を強く出せる小紋もあります。

紬(つむぎ)

紬

紬はこれまでとは素材が違う着物になります。

さとし
基本的に紬糸という糸を先染めして、織り上げられている着物になります。
着用用途はカジュアル一択で、全国各地に紬の産地があります。

写真の紬は『塩沢紬』と呼ばれる新潟県が産地の紬になります。

塩沢紬着姿

生糸を取れない屑糸と呼ばれるものを煮立てて真綿状にし、そこから糸を紡いでいきます。

産地ごとの風合いの違いを楽しむことができるのが紬になります。

着物好きマダム
着物のおしゃれの究極といった感じなのよね。

【画像】帯の種類

【画像】帯の種類

ここからは着物に合わせる帯の種類を紹介していきます。

袋帯(ふくろおび)

袋帯

袋帯は丸帯という帯を簡略化した帯で、現在の着物に合わせる帯の主流とも言えるものです。

二重太鼓結びをするだけの長さがあり、礼装用からカジュアル用途まで様々な袋帯があります。

袋帯 表と裏

染めの袋帯

染めの袋帯

こちらはカジュアル色の強い、染の袋帯になります。

名古屋帯(なごやおび)

名古屋帯

名古屋帯は袋帯より長さが短く、一重太鼓結びになります。

袋帯より格が低いとされていますが、織柄の名古屋帯などの礼装向きの名古屋帯もあります。

半幅帯(はんはばおび)

半幅帯

半幅帯とは、袋帯や名古屋帯の約半分くらいの幅の帯になります。

用途としてはカジュアルで、浴衣の帯もこの半幅帯を使います。

結び方も多岐にわたり、その結び方を工夫することも半幅帯の楽しみ方の一つとなっています。

【画像】上物の種類

【画像】上物の種類

ここからは着物の上にはおる『上物』を紹介していきます。

ポイントは衿の形になります。

道中着(どうちゅうぎ)

道中着

上記の写真のように、着物の衿に沿うような形になるのが道中着です。

着物の上物の基本となり、用途はフォーマル寄りになります

道行(みちゆき)

道行

四角い衿の形が特徴的なのが道行になります。

道中着と同様の用途となります。

羽織(はおり)

羽織

羽織は前があいていて、帯や着物が見えるスタイルとなります。

こちらはカジュアル用途となります。

まとめ

ということで画像で着物の種類をまとめてきました。

着物の種類は同一のものであっても、非常に多岐にわたるものです。

でも基本を抑えることで、種類を見分けることができ着物を選びやすくものなるのです。

基本を押さえて、もっと着物を楽しみましょう。

では、よき『きもの』ライフを(^^)y