●大島紬の泥染ってどんな技法?
●大島紬のTPOって?
●大島紬ってどんな柄が使われているの?
大島紬といえば『着物に詳しくない人でも聞いたことがある』、ある意味最も有名な着物です。

内容に入る前に少しだけ、私の自己紹介を…

・着物の営業・販売を18年しています
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
この記事では、以下の項目について解説をしています。
・大島紬と認定される5項目がある
・大島紬の代表的な技法である泥染めついて
・写真で楽しむ大島紬の柄
大島紬を知るのに基本的な内容となります。
読み進めて確認してみて下さい。
目次
着物の種類『大島紬』【起源と特徴】

大島紬は、主に鹿児島県『奄美大島』でつくられる、織りと染めの着物です。

歴史の流れとともに、今の大島紬の工程が確立され1975年に国の伝統的工芸品に指定、生産高のピークを迎えます。
現在は生産高こそ落ちたものの、着物の女王としての確固たる地位を築いています。
大島紬の特徴【重要工程の説明】

②先染め手織りである
③平織りである
④締機(しめばた)にて絣の加工をしている
⑤手機で織り上げている
内容を詳しく解説します。
絹100%である
大島紬が高級であり、多くの人に愛される所以がここにあります。
先染めである

対して『後染め』は、白生地を作り染め等で柄をいれるやり方です。
平織りである

対するは『綾織り(あやおり)』です。
締機にて絣(かすり)の加工をしている

これを『締機(しめばた)』といい、それを染め再度ほどきます。
そして、柄をあわせて織り上げるという工程を取ります。

手織りで織り上げている

大島紬を最終的に織り上げるのは、女性の方です。

大島紬の特徴【泥染めってどんな技法?】

なので、先ほどの伝統工芸品と認定される5項目に泥染めは入っていません。
この泥染めは、世界中で『大島紬』だけが取り入れてる、天然の染色方法です。


まさに自然と融合した着物だと言えるんですよね。

これについては、後述します。
着物の種類『大島紬』【そのTPO】


普段着として楽しむ着物なんですよね。
洋服に例えるなら『デニム』のような感覚なんですよね。

奄美大島の伝統工芸品である大島紬は、地元では特別な意味があり、大島紬で作られた振袖があったりします。

大島紬でそんなのもあるんだ。

着物の種類『大島紬』【その柄の様々を写真で解説】


その柄には奄美大島の風土と関わりあるものもあります。
ここでは、そんな大島紬の柄を写真で解説していきます。












まとめ
着物には『大島紬』だけでなく、『地域』や『環境』に合わせて作られているものが、たくさんあります。
それを感じながら着るのも、着物の楽しみと醍醐味です。

では、よき『きもの』ライフを(^^)y
そして、大島紬の柄については写真で楽しんでもらいます。