七五三で着る着物の種類【簡単に解説しています】

着物の知識
着物好きマダム
七五三で着る着物の種類ってどういう物にすれば良いのかしら?
色々とルールもあるみたいだし、詳しく知りたいわ。
さとし
この記事では、七五三という儀式の概要と、その時に着る着物を解説していきます。
着る着物の種類に関しては、七五三に同伴する母親と、七五三の主役である子供の物を解説していきます。

内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…

さとし
私、さとし。
・着物の営業・販売を17年しています。
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は独立し、着物の制作にたずさわりながら、全国各地で着物の提案活動をしております。

この記事では以下の内容で話を進めていきます。

・七五三の概要
・母親・3歳の女児・5歳の男児・7歳の女児の着る着物
・七五三の着物によく使われる柄

この記事を読むことで、七五三に着る着物に悩まなくて済むようになり、着物選びの参考になります。

読み進めてみて下さい。

七五三で着る着物の種類【七五三とは】

七五三で着る着物の種類【七五三とは】

まずは、七五三の簡単な概要と、時期を解説していきましょう。

七五三とは江戸時代から伝わる、神社やお寺などで子供の成長を祝い報告・感謝・祈願する行事です。

その名の通り、7歳と5歳と3歳の年齢で行います。

七五三の時期と行う男女の年齢

着物好きマダム
七五三っていつするものなのかしら?
さとし
本来は旧暦の11月15日に行われていましたが、現代では新暦(現在の暦)の11月15日に行うとされています。
ただ七五三をする人の生活環境に合わせて、11月中の土日祝や、都合のいい日に行うことが一般的なんですよね。
寒冷地では、寒くなる時期を避けて少し前倒しで行うこともあるみたいです。
さとし
3歳では女児、5歳では男児、7歳では女児が行うのが発祥当時の風習で、現在でもそれに従って行うことも多いのですが、中には全ての年齢で男女ともに行うこともあるんですよね。

伝統行事の全てに言えることでもあるのですが、大きな形は残しつつ自由に行事を行うように変化しているということなんです。

七五三で着る着物の種類【それぞれの年齢に対応】

七五三で着る着物の種類【それぞれの年齢に対応】

ここでの解説は本来の風習にのっとって、3歳は女の子、5歳は男の子、7歳は女の子が着物を着るとして母親の着物とともに解説していきます。

母親の着物

着物好きマダム
母親はどんな着物を着ていけばいいのかしら?
さとし
フォーマルな着物である『訪問着』『付下』『色無地』などを着るのが一般的です。
ただ最近は、着物のカジュアルダウンの傾向もあり、小紋などで七五三を行うこともあるみたいです。
いずれにせよ、スーツを着るであろう父親に合わせたややフォーマル寄りの装いが無難と言え、小紋で行くにしても帯を『お太鼓結び』にするのがいいでしょう。

3歳の女の子の七五三での着物

3歳の子供には身体の発達を考えた装いをするのがいいでしょう。

3歳用の帯もありますが、それが難しい場合は被布と呼ばれるものを被せますし、その方が多いのが現状です。

被布

必要なものは…

着物→お宮参りの祝い着を仕立て直して着用することもある
兵児帯→被布の下になり見えない、結ぶだけの帯
被布
足袋→靴下のタイプが使いやすい
草履
髪飾り等

3歳の子供には長時間の着物の着用は難しかったりするので、いつでも脱げるように準備しておくといいでしょう。

3歳の女の子の場合、お宮参りの祝い着を起点に、被布コートと諸々の小物を足し合わせるとセットが揃います。

5歳の男の子の七五三での着物

『袴着の儀』といって、5歳の男の子には袴を身に付けさせます。

かっこよくコーディネートしてあげて欲しいものです。

必要なものは…

着物
羽織

長襦袢
羽織紐
扇子
足袋→靴下のタイプが使いやすい
畳表の雪駄

子供の成長のスピードは非常に早く、特に5歳の男児の着物はこの一回こっきりになります。

そんな事情から、買い揃えるというのはあまりなく、レンタルが主流となっています。

7歳の女の子の七五三での着物

『帯解きの儀』といって、7歳の女の子は初めて大人と同じ装いになります。

使用する着物は、その子の体格に合わせて振袖(大人用)を身上げ・肩上げしたものを使います。

ただ、これも成長のスピードによっては着にくいという事態にもなるため、事前に準備が必要だと言えるでしょう。

七五三の着物によく使われる柄【写真で解説】

七五三の着物によく使われる柄【写真で解説】

ここでは七五三でよく使われる柄について解説していきたいと思います。

祝い着選びの参考にしてみて下さい。

女の子の着物によく使われる柄

女の子の着物によく使われる柄からご紹介していきます。

花柄

花柄

まずは定番というべき花柄です。

女の子の着物には豪華で可愛い花柄をあしらってあげたいものですよね。

熨斗(のし)

熨斗

熨斗とは、細長い帯状のものを何本か重ねて描いたもので、人との縁や絆に恵まれることを表しています。

手鞠

丸いまりには物事が丸く収まるようにとの願いが込められています。

貝桶

貝合わせとい平安貴族の遊びに使う貝を収納する容器です。

嫁入り道具の一つとされていたことから縁起物とされています。

御所車

貴族の移動手段として使われた牛車で、古典柄の代表です。

男の子の着物によく使われる柄

続いては男の子の着物によく使われる柄です。

最も重要な頭部を守る兜は『災いから身を守る』という意味があります。

鷹

空高くから獲物を見つける鷹は『物事の本質を見抜く』という意味があります。

軍配

軍配

兵を指揮する道具である軍配、決断力や行動力の象徴です。

まとめ

七五三の着物の種類と、それぞれの用途について解説をしてきました。

子供とは家族にとって宝であり、その成長は未来への希望です。

そんな子供に関する行事は非常に多く、家族にとってはかけがえのない時となるのです。

さとし
そんな節目を誰もが笑顔で過ごせるように、この記事を参考にしていただけると幸いです。

では、よき『きもの』ライフを(^^)y