男性が着物を着るのに必要なもの【12個】

男性着物
さとし
私さとし。
●着物の営業・販売歴16年
●着物の店舗運営11年(店長歴)
●現在は独立して着物の制作にたずさわっています
着物好き男子
着物を着たいんです!
何が必要ですか?
さとし
一番必要なものは『着物を着たい』という気持ちです。
それをクリアしているという前提のもと、『必要な物』の話をしていきます。

それは『12個』あります。

1)着物(きもの)
2)帯(おび)
3)襦袢(じゅばん)
4)羽織(はおり)
5)羽織紐(はおりひも)
6)足袋(たび)
7)雪駄(せった)
8)肌着(はだぎ)
9)半衿(はんえり)
10)衿芯(えりしん)
11)腰紐(こしひも)
12)マフラー

この記事では、これらを一つずつ解説していきます。

さとし
私、さとし。
男性の『着物好き』を心から応援するものです。
読み進めて『きもの街道』を突き進みましょう!

男性が着物を着るのに必要なもの『12個』

男性が着物を着るのに必要なもの『12個』

着物

まずは当然ですが男性の着物が必要です。

男性用の着物と女性用の着物は、反物から仕立てますが『仕立ての形』が違います。

男性用の帯は『角帯(かくおび)』と『兵児帯(へこおび)』があります。

角帯はフォーマル・カジュアルどちらの用途でも使えますが、兵児帯はカジュアル用途になります。

さとし
歴史と伝統あふれる『献上柄の角帯』です。
男性の帯の定番ですね。

襦袢

着物の下に着るものを襦袢と言います。

外から見える部分は衿だけになります。

長襦袢と半襦袢の違い

裾まである襦袢が『長襦袢』、腰から上だけの物が『半襦袢』です。

見えるところが衿だけなので、どちらを選んでも男性着物を着るときに支障はありませんが、夏着物の場合は透けるので襦袢の選び方が重要になってきます。

羽織

男性着物にとって羽織は必須です。

洋服におけるジャケットの役割があって、お呼ばれの場合は必ず羽織ることをオススメします。

羽織紐

羽織を着た時に前で止める紐です。

様々な種類があり、用途に合わせて選びます。

足袋

ゆかたを着る場合は必要はありませんが、着物の場合は必須です。

男性は黒足袋が愛用されます。

靴下型になっている足袋が履きやすくて、カジュアル用途では人気だったりします。

さとし
『ソックス足袋』は
・お得
・履きやすい
・色も豊富
といいところばかりです。
正式なところには向いていませんが、気軽に着物を楽しむのであれば万能アイテムです。

雪駄(せった)

男性用の履き物はこだわりが強く、専門店があるほどです。

男性着物は無地が基本となるので、雪駄でおしゃれを楽しむのです。

肌着

着物専用の肌着もありますが、衿から見えないのであれば『VネックのTシャツ』を代用したりしますし、腰から下は『裾除(すそよけ)』の代用としてステテコやパッチを使ったりします。

カジュアルで男性着物を着るのであれば、楽に着ることは重要なことなんですよね。

さとし
万能のステテコはいかがですが?
・着物の裾さばきをよくする
・着心地がいい
・防寒にもなる
と本当に万能なんです!

半衿

半衿は襦袢につける、外から見える衿になります。

女性は白が基本ですが、男性は『黒』『紺』『グレー』が基本となります。

カジュアルで楽しむなら、雪駄と同様にこだわりを入れたいポイントです。

衿芯

『衿芯(えりしん)』は半衿をつけた後に、衿の中に入れ込む芯です。

衿がたゆみ無くピシッと見えるための衿芯は、衿元が重要な着物にとって必須アイテムです。

腰紐

腰紐は襦袢をとめたり、着物をとめたりするのに必要になります。

着付の仕方によっては使わない人もいます。

腰紐は、ゴムでできているものや、マジックテープでとめるものなど様々なものがあります。

マフラー

着物は衿元ががら空きになります。

着物の防寒対策として、真冬に外に出る場合はマフラーは必須です。

洋服等で使っているものをそのまま使えます。

最後に

最後に
着物好き男子
着物を着るためには結構なものがいるんですね。
さとし
そうだね。
でも、これらは一度揃えたらずっと使えるものばかりなんだよ。
それよりも男性着物を楽しもうとする気持ちが大事、早速始めてみよう!
着物好き男子
わかりました!かっこよく着物を着てみます!

 

さとし
では、よき『きもの』ライフを!