何が必要ですか?
それをクリアしているという前提のもと、『必要な物』の話をしていきます。
それは『12個』あります。
2)帯(おび)
3)襦袢(じゅばん)
4)羽織(はおり)
5)羽織紐(はおりひも)
6)足袋(たび)
7)雪駄(せった)
8)肌着(はだぎ)
9)半衿(はんえり)
10)衿芯(えりしん)
11)腰紐(こしひも)
12)マフラー
この記事では、これらを一つずつ解説していきます。
男性の『着物好き』を心から応援するものです。
読み進めて『きもの街道』を突き進みましょう!
目次
男性が着物を着るのに必要なもの『12個』
着物
まずは当然ですが男性の着物が必要です。
男性用の着物と女性用の着物は、反物から仕立てますが『仕立ての形』が違います。
帯
男性用の帯は『角帯(かくおび)』と『兵児帯(へこおび)』があります。
角帯はフォーマル・カジュアルどちらの用途でも使えますが、兵児帯はカジュアル用途になります。
男性の帯の定番ですね。
襦袢
着物の下に着るものを襦袢と言います。
外から見える部分は衿だけになります。
長襦袢と半襦袢の違い
裾まである襦袢が『長襦袢』、腰から上だけの物が『半襦袢』です。
見えるところが衿だけなので、どちらを選んでも男性着物を着るときに支障はありませんが、夏着物の場合は透けるので襦袢の選び方が重要になってきます。
羽織
男性着物にとって羽織は必須です。
洋服におけるジャケットの役割があって、お呼ばれの場合は必ず羽織ることをオススメします。
羽織紐
羽織を着た時に前で止める紐です。
様々な種類があり、用途に合わせて選びます。
足袋
ゆかたを着る場合は必要はありませんが、着物の場合は必須です。
男性は黒足袋が愛用されます。
靴下型になっている足袋が履きやすくて、カジュアル用途では人気だったりします。
・お得
・履きやすい
・色も豊富
といいところばかりです。
正式なところには向いていませんが、気軽に着物を楽しむのであれば万能アイテムです。
雪駄(せった)
男性用の履き物はこだわりが強く、専門店があるほどです。
男性着物は無地が基本となるので、雪駄でおしゃれを楽しむのです。
肌着
着物専用の肌着もありますが、衿から見えないのであれば『VネックのTシャツ』を代用したりしますし、腰から下は『裾除(すそよけ)』の代用としてステテコやパッチを使ったりします。
カジュアルで男性着物を着るのであれば、楽に着ることは重要なことなんですよね。
半衿
半衿は襦袢につける、外から見える衿になります。
女性は白が基本ですが、男性は『黒』『紺』『グレー』が基本となります。
カジュアルで楽しむなら、雪駄と同様にこだわりを入れたいポイントです。
衿芯
『衿芯(えりしん)』は半衿をつけた後に、衿の中に入れ込む芯です。
衿がたゆみ無くピシッと見えるための衿芯は、衿元が重要な着物にとって必須アイテムです。
腰紐
腰紐は襦袢をとめたり、着物をとめたりするのに必要になります。
着付の仕方によっては使わない人もいます。
腰紐は、ゴムでできているものや、マジックテープでとめるものなど様々なものがあります。
マフラー
着物は衿元ががら空きになります。
着物の防寒対策として、真冬に外に出る場合はマフラーは必須です。
洋服等で使っているものをそのまま使えます。
最後に
でも、これらは一度揃えたらずっと使えるものばかりなんだよ。
それよりも男性着物を楽しもうとする気持ちが大事、早速始めてみよう!
●着物の営業・販売歴16年
●着物の店舗運営11年(店長歴)
●現在は独立して着物の制作にたずさわっています