●黒の着物に合うコーディネートって?
●着物の黒って『お水』『極妻』のイメージ?
着物のその形は、ほぼ決まっています。
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…
・着物の営業・販売を18年しています
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。
この記事では、以下のことをまとめています
・カジュアルの黒は粋さの象徴
・黒の着物に『極道・お水』のイメージがあるのは本当か?
・黒の着物のコーディネート事例の紹介
この記事を読むことで、黒の着物の活用方法がわかります。
同時に黒の着物のコーディネートの参考にもなりますので、読み進めてみて下さい。
目次
【着物の色の種類】黒〜格調と粋さを兼ね備える色〜
色味表を見ると細かい違いがあり、『濃さ』と『他の色を混ぜたり』して、微妙に色味を変えています。
黒は着物の格調を表す
フォーマル着物において『黒』は格調を表します。
ブラックフォーマルってやつね。
より格調を示すために、『黒の濃さ』を比較したりもします。
なんか念仏みたいですが、黒は比較するとその濃さがよくわかります。
根強い人気のカジュアルの黒
カジュアルでも黒い着物は多く、かっこいいイメージで使われる定番のカラーです。
着物のカジュアルカラーの王道は、『黒』と言えるかもしれません。
大島紬には泥染と呼ばれる染色があり、光沢がかった黒が特徴的な地色になります。
【着物の色の種類】本当にそう?黒は『極妻・お水』のイメージ
そのイメージはどこから来ているのか?
主演の仲間由紀恵さんが、素敵な黒の刺繍の着物を着ていました。
素敵な着物なので、よかったら見てください。
ただ、作中での岩下志麻さんの着物は黒ばかりではありません。
とにかくイメージが強いんですね。
つまり一般の感覚とさほど変わりません。
一方、『お水』の仕事の人。
薄暗い店内では、黒はあまり印象が良くありません。
やはり、イメージが先行しているだけということなんです。
黒が似合う人と黒の着物のコーディネート
以下にまとめてみました
②どちらかというと色気がある人
③知性を感じる人
こういう人は黒が似合いますし、黒を選ぶときのポイントにもなります。
【着物の色の種類】黒のコーディネート
黒に近い色を合わせるコーディネート
ただ、『決まりすぎ』を避けたいなら、他の色をさして合わせるコーディネートもオススメです。
黒の差し色には『赤』と『青』を効果的に
ただ、あんまり淡い青(水色系)は黒には合わないんですよね。
【配色】黒と合わせると強く個性が出る色
それぞれの色との相性も考えます。
黒に紫を合わせるコーディネート
紫と黒との相性はいいのですが、セクシーさが出る組み合わせでもあります。
新しい着物の感覚になります。
黒にピンクを合わせるコーディネート
これも個性が出る組み合わせ
黒に黄色を合わせるコーディネート
色の相性はいいのですが、虎(動物的)なイメージですね。
まとめ
✔︎黒は格調を表し、黒の濃淡も重要
✔︎黒は粋さを表すが、決まりすぎるとよくない
✔︎『極道の妻やお水の人』は、あまり黒い着物を着ていない
そんな黒にチャレンジするきっかけが、この記事なら嬉しく思います。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
この記事では、そんな着物の色の『種類』『TPO』『コーディネート』について、お話ししていきます。
ここでは『黒』を取り上げます。