【着物の色の種類】紫〜高貴な色とされる定番カラー〜

着物の色
●着物に使われる紫ってどんな色なの?
●紫の着物に合うコーディネートって?

着物の形は、ほぼ決まっています。

さとし
なので、着物にとって『色』は非常に重要です。
この記事では、そんな着物の色の『種類』『TPO』『コーディネート』について、お話ししていきます。
ここでは『紫』を取り上げます。

 

内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…

さとし
私、さとし。
・着物の営業・販売を18年しています
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は着物の制作にたずさわっています。

 

この記事では、以下の項目ついて解説します。

・紫の着物の色の種類
・紫の着物に合わせるコーディネート例

着物の色の特徴と、基本的なコーディネートが分かる内容になります。

【着物の色の種類】紫〜高貴な色の色々〜

【着物の色の種類】紫=高貴な色の色々〜
着物好き女子
紫と一口に言っても、色んな紫があるわよね。
さとし
そうですね。
まずは、代表的な紫を紹介していきます。

聖徳太子が制定した『冠位十二階』の最高位にあたる色が『紫』です。

なので紫は今でも『高貴な色』とされ、着物にもよく使われる色です。

【紫の着物の色】藤色(ふじいろ)

さとし
紫を薄くした、『藤の花』の色です。

優しい印象で、フォーマル・カジュアル問わずによく使われる色です。

藤色の付下訪問着
藤色の付下訪問着、フォーマル用途の着物です。

 

着物好きマダム
帯締め帯揚げなどの小物にも、使いやすい色なのよね。
藤色の帯締めと帯揚げ
藤色の帯締めと帯揚げ。

【紫の着物の色】古代紫(こだいむらさき)

さとし
赤みをおびた紫(赤紫)で、後述する『江戸紫』と対になる色です。
着物好きマダム
赤みが入る華やかな色でもあるわよね。

【紫の着物の色】江戸紫(えどむらさき)

さとし
青みをおびた紫(青紫)です。

歌舞伎の助六の鉢巻きの色として有名です。

【着物の色の種類】紫〜コーディネート〜

【着物の色の種類】紫〜コーディネート〜
さとし
紫の着物は、コーディネートしやすいのが特徴です。
着物好き女子
まずは、紫の着物から始めてみるのもいいかもね。

【紫の着物のコーディネート】綺麗にあわせるなら白

さとし
上品な印象で、目にも優しいコーディネートになります。
着物好きマダム
年代を問わない、万能な合わせ方なのよね。

【紫の着物のコーディネート】モダンにあわせるなら黒

さとし
紫に黒をあわせると、個性的な印象になります。
着物好き女子
『かっこいい系』と呼ばれる色の合わせ方よね。
紫と黒のコーディネート
紫の絞りの柄に黒の袋帯を合わせたコーディネート。

 

さとし
紫と黒は『色気』が出るコーディネートで、それを楽しむのもいいんですよね。

【紫の着物のコーディネート】紫の濃淡でおしゃれ感UP

さとし
紫の着物に同系の色を合わせるコーディネートもおしゃれです。
着物好き女子
かっこよさと、優しさが合わさったコーディネートね。
紫の濃淡で合わせたコーディネート
紫の着物に薄めの紫の帯を合わせたコーディネート。
紫の濃淡のコーディネート
紫の濃淡で合わせたモダンなコーディネート。

まとめ

さとし
着物の販売の現場でも、『紫』などのピンク系の着物は多いです。
お客様が選びやすい人気のある色だということです。

それが全てではありませんが、着物選びのひとつの参考にはなります。

 

ぜひ、自分の着物の色を見つけてみて下さい。

では、よき『きもの』ライフを(^^)y