仕事を始めていく上での『心構え』ってありますか?


仕事をする目的で大きな部分を占めるのが『給料(=お金)』ですよね。
お金がないと、あなたは生活ができませんし、自己実現のきっかけも作れません。
もっと大きな視点で言えば、社会への貢献も果たせないのです。
この当たり前だけど、あまり触れられない『お金』の話をしていきます。
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…

・着物の営業・販売17年
・着物の店舗運営(店長歴)11年
・現在は会社を辞めて独立し、着物の制作活動をしています。
この記事では以下の2点を主軸に話を進めていきます。
●利益という『差額』について考える
お金のことを知ることで、働く意欲と覚悟を正しく得ることができるんですよね。
目次
必見!新入社員の心構え【お金の基本】

働く上で『お金』のことを考えることは、むしろ健全です。
それを無視して話を進める人がたまにいますが、はっきり言って『まったく信用できません』。
このことを考えながら読んでみて下さい。
お金とはどこから生まれるのか?
まずは、お金とはどこから生まれるのかという基本の話です。

新しく社会人になる人はこの基本中の基本を、まずは実感として『理解』することが大切です。
大事な事なので、掘り下げながらもう一度いいます。

それが売上(もっというと利益)になって、企業はその売上(利益)を『社会』に還元している。
つまり従業員がもらう給料も、顧客から集めた『お金』がもとになっているという『当たり前』です。
この『当たり前』を理解できているかいないかでは、実際に仕事を始める時に大きなアドバンテージとなります。
これがわかっていないと、『なぜ働いているか』との疑問に直面した時に、モチベーションのダウンを引き起こします。
モチベーションが低下すると、生産性が低下します。
そしてさらなるモチベーションの低下という、負のスパイラルを引き起こします。
そして、この『なぜ働いているのか』という疑問は、社会に出たら早期に出てくる難病でもあります。
今回はそんな時に備えて、『お金の基本』をお話ししていきます。
どうして給料をもらえるのか?
先ほどの基本を考えれば考えるほど、一つの疑問がわいてきます(ここでわいてきた人はすごいです)。


なのに給料をもらえるというのは、本来おかしいのです。
企業は損ばかりしていることになるんですよね。
さらに企業は人を一人採用するのに、かなりの『お金』をかけています。
興味があるなら、採用を担当する部署に聞いてみてもいいかもしれません。
『自分がどれだけのお金をかけられている』か、これを知ったら考え方が変わります。
ではなぜ会社は、そこまでのお金を新入社員にかけるのでしょう。

何に投資しているかというと、将来性への投資です。
会社は『将来的に会社に貢献してくれる』、これを信じて先行投資しているんですね。
この感覚は持っておいたほうがいいと思います。

ここで注目してもらいたいのは、信用がお金になるという事実です。
これは知っておいて間違いありません。
なので新入社員がその投資に応えて、自ら成果を出すようになれば信用が上がります。
信用が上がればもらえるお金も増えます。
これが昇給です。
『出世』という言葉でも置き換えられますよね。

つまり『お金とは信用』であるという公式です。
利益という、売上からの差額について考える【それは価値】

商売はなぜするのかと言えば、当たり前ですが儲ける為です。
儲けのからくりは単純で、『50円で誰かから買ったものを、100円で誰かに売る』です。
ではこの差額の50円は何なのか。
これは『価値』です。
これを知って買うのは顧客が感動するから

50円が原価のものを50円で売っているとは思ってはいません。
では、なぜわかっていながら高値で買うのか。
そこに『感動』があるからですね。
この『感動』には、いろんな要素があります。
とにかく、そのモノ自体の価値以上の価値を感じるから、お客様は『お金』を使う事を決断します。
ここに罪悪感を感じてしまう失敗の本質は?
再度確認しますが、商売は『安く仕入れて高く売る』です。
その利益は『価値』という形のないものです。
形がないから厄介なんです。
そのことによって商売をしている人が、『高く売る罪悪感』を感じてしまうことがあります。
何故か?
罪悪感を感じるのは、『価値』に自信を持てないからです。
もう一度考えて欲しいことは、最初に言った『お金=信用』というこの公式です。
つまりその罪悪感の本質は、『価値に見合う自分ではない』という自信のなさなんですよね。
自分の将来性を感じることができたら、きっと自信をもって『価値』を提案できるんです。
そして、そういう人が企業で成果を出す人なんですね。
まとめ
『お金』の基本について話を進めてきました。
社会に出る準備運動として、このことを理解しておくのはきっと役に立つはずです。
確かにまだ見えぬ将来の自分に自信を持つというのは、難しいかもしれません。
でも、この自己肯定感が社会で生き抜く(信用・信頼される自分のブランドをつくる)チカラになるんですね。
そのことをイメージして社会人になる準備を進めると、充実した社会人生活になると信じています。
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