●着物のクリーニングっていつ出すの?
●着物のクリーニングの情報って少ないのよね…
●クリーニングにかかるコストを抑えたい
着物のお手入れに関する悩みは多くあります。
内容に入る前に、少しだけ私の自己紹介を…
・着物の営業・販売18年
・着物の店舗運営10年
・現在は独立し、着物の制作にたずさわっています
この記事では、着物のクリーニングを減らすべく以下の3つを解説します。
・着物のクリーニングの頻度を減らす方法
・着物のクリーニングの頻度を下げる為にできる予防
クリーニングは重要だが頻度は減らしたい、そんなあなたにピッタリの内容となります。
着物のクリーニングの頻度を減らしたい【着る頻度で分けて考える】
結論、着物のクリーニングは『着る頻度』に比例します。
『着る頻度の低い着物』は着た後にクリーニング
着る頻度の低い着物の代表は、フォーマルの着物です。
例えば…
そういう着物はどうすればいいのか?
フォーマル着物をクリーニングに出すタイミング
結婚式で留袖を着用したら多くの場合、次の着用機会は『いつか』です。
そのほうが付いた汚れも落ちやすく、クリーニング代も安くすみます。
つまり、効率がいい。
後述しますが着物は『汚れた状態』でほおっておくと、さらに汚れが広がります。
着物を『汚れたまま』でほったらかしにしない
汚れは広がり、定着します。
フォーマル着物は長期間の保管になる場合が多いので、汚れは確実に取り除いておくことをオススメします。
『着る頻度の高い着物』はシーズンごとにクリーニング
着る機会の頻度の高い着物は『カジュアル』の着物です。
着物のシーズンとは
着物には『袷(あわせ)』と『単衣(ひとえ)』と『夏物(なつもの)』があります。
→裏地がついている着物
『単衣(ひとえ)』
→裏地がついていない着物
『夏物(なつもの)』
→夏用の薄地の着物
衣替えのタイミングね。
【頻度を減らす】長期保管している着物の管理方法
長期で保管する着物も注意が必要です。
着物は着用汚れだけでなく、保管における外的要因で着物が傷んでしまうことがあります。
・湿気による着物の劣化
・虫食いによる着物の損傷
・他の着物(洋服も含め)からのカビ等感染
古き良き日本の文化『虫干し』
そしてコストもかからずできる事は…
春と秋の湿度の低い晴れた日に、着物をすべて出して日陰干しをすること
でも…
そんな広い部屋もないし…
着物の販売の現場でも、定期的に虫干しをするお客様に出会うことはなかなかありません。
そういうあなたに、いい方法をお話しします。
『今どきの着物の保管方法』のご紹介
着物の保管の悩みを解決する、今の保管のやり方があります。
この商品です。
先ほど話した着物を傷める外的要因が、これ一つですべて解決します。
・湿気による着物の劣化
・虫食いによる着物の損傷
・他の着物(洋服も含め)からのカビ等感染
コストも労力も、虫干しに比べて非常に効率がいいです。
僕のブログ記事で詳しくを説明しているので、興味ある方は見てみて下さい。
着物のクリーニング頻度を下げる『加工』の紹介
それが、着物への撥水加工です。
着物は繊維なので、水滴をたらせばその水分を吸い込みます。
しかし撥水加工をすれば、水滴を吸い込まずはじきます。
でも、撥水加工ってどういうものなんでしょう?
着物の撥水加工とは?
着物の生地に液体樹脂を浸透させることで、水の神道を防ぐ加工
興味があるなら、試してみて下さい。
補足・撥水加工の名称
この撥水加工には様々な名称があります(さとし調べ)。
・パールトーン加工
・スコッチガード
・ハジック加工
・はればれ加工
業者によって、いろんなやり方を採用しています。
撥水加工のタイミング
どんな着物屋(呉服屋)さんでも、着物を誂えるところでは撥水加工を取り扱っています。
今後の着物のお手入れが格段に楽になります。
すでにある着物には?
まとめと関連
✔︎フォーマルの着物は着た後に、カジュアルの着物はシーズンごとにクリーニング
✔︎定期的なチェックが頻度を下げる管理・保管の基本
✔︎頻度を下げる予防に撥水加工
▼この記事で取り上げた商品とサービス▼
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
着用パターン別に、クリーニングの頻度をできる限り減らす方法を考える試みです。