●たまたま、着物屋さんに行ったら着物をすすめられた
●初めて着物を買うときの値段って?
着物の値段はピンキリです。
内容に入る前に、私の自己紹介を…
・着物の営業・販売の仕事を18年しています
・着物店舗運営(店長歴)は11年
・現在は独立して、着物の制作にたずさわりながら、全国で着物の提案活動をしております
以下の4つの条件を満たして、着物を揃えるときの『下限』の値段は…
②誂え(自分サイズに仕立てるオーダー)でつくる
③帯と襦袢も同様にセットする
④店舗で購入する
15万円です!
この値段の根拠について、詳しく解説していきます。
目次
プロが教える着物の値段の相場【より安くするには?】
まずは、その4条件のおさらいです。
②誂え(自分サイズに仕立てるオーダー)
③帯と襦袢も同様にセット
④店舗で購入
15万円より着物の値段をさらに安くするには?
条件①の変更【素材を変える】
ただ、洗える着物は【現状の着物業界の常識】では、フォーマルの用途では提案できません。
洗える着物でもフォーマルに使用する時代が、もう来ているのかもしれません。
条件②の変更【既成のものを買う】
既成の着物は大量に仕立てをし、コストを押さえて値段を安くしています。
でも、サイズが大体MとLしかないのよね。
全てに共通する『メリット・デメリット』ですよね。
着物をもっとポピュラーにすることが、気軽な値段にする一番の近道なのかもしれません。
条件③の変更【用意できるものがないか】
でも譲られる物の注意点とかあるのかしら?
参考にして下さい。
長襦袢→袖口と身八ツ口からしか見えないが、そこのサイズは重要
帯締め→着姿にするとかなりの存在感がある
帯揚げ→帯締めと同様だが、帯締めほどの存在感はない
草履→足元が決まらなければ、着姿は決まらない
半衿・足袋→着姿では重要、黄ばみやすいので注意が必要
和装小物→上記以外は外からは見えないので妥協はできるが、ものによって着心地が左右される
条件④の変更【ネットで買う】
一部例外もあるけど…
着物でその失敗は嫌だわ。
『15万円』より高い着物をすすめられた場合の対応
着物一式の値段は『15万円』であると、話を進めてきました。
物以上の価値を見出せるなら、15万円以上でも検討の余地はあるのです。
着物の品質に大きな差があって値段が上がっている
それは下記のような、着物を着る喜びにつながります。
②伝統工芸品をまとうことによる産地への貢献
③自分自身への納得
サービスが充実しているので値段が上がっている
そんな着物のサービスの充実度が値段を変えるのもまた当然のことで、様々な着物を扱う業態は『サービスの充実』を図っています。
その見極めが難しいというのもあるけれど…
人(店)との関係性が値段を左右する
『誰が』って大事ではないですか?
②フィーリングがあう
③センスがある(コーディネートなどで)
まとめ
✔︎着物は『15万円』で揃えることができる
✔︎それは安くもできるし、高くもできる
✔︎最終的にはあなたの納得感が値段を決める
物を選ぶ基本的なことなんですよね。
是非、納得いく形で着物を手に入れて、素敵な着物ライフを楽しんでください。
では、よき『きもの』ライフを(^^)y
なので、この記事では着物の値段の『下限』をお話しします。
最も安く揃える値段を知ることで、『相場が見える』という試みになります。